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「福井モデル」による人口減少対策を考える
カテゴリー 日本
6月18日札幌市倫理法人会第1482回経営者モーニングセミナーは、講師に財界さっぽろ代表取締社長舟本秀男氏をお迎えして、テーマ「「福井モデル」による人口減少対策を考える」にてご講話いただきました。

昭和18年北海道留萌市で生まれた舟本講師は小樽商科大学卒業後、昭和41年「日本NCR株式会社」に入社し、札幌、東京、米国本社(延べ6年)で勤務、取締役7年間勤めました。平成11年、米国標準化団体と提携し「舟本流通研究室」を発足し、その間、経済産業省調査委員会、総務省戦略研究会の委員を歴任し、平成18年、「株式会社財界さっぽろ」代表取締役就任しました。同社ホームページに社長ブログを8年間掲載、現在は「北海道開拓の先覚者」連載中です。

「北海道開拓の先覚者」の一人「早川弥五左衛門」を調べた時、福井県越前出身であることが分かりました。福井県調べたら、沢山の知らないことが分かりました。

福井県と北海道とのつながり:若狭湾は北前船の主要な寄港地;豪雪地帯;松前藩始祖、武田信廣は若狭の人と言われた;「音羽先生」本多利明も越前の人という説もあります。

都道府県別に一千以上の項目でランキング「とどラン」の調査統計を参考して、「「福井モデル」による人口減少対策を考える」話をしました。

男子、女子小中学生体力テスト福井県は1位、北海道は男子45位、女子47位;全国学力テストと正答率福井県は2位、北海道は46位と44位;小学生長時間ネット利用とテレビ視聴、福井県は39位と44位、北海道は1位と4位;小学生宿題実行率、福井県は16位、北海道は46位;中学生自宅学習率、福井県は4位、北海道は42位;20,30,40代未婚率、福井県は24位、47位、47位、北海道は12位、2位、2位;一人暮らし率、福井県は43位、北海道は3位;男女喫煙率、福井県は30位と45位、北海道は2位と1位;労働時間、福井県は1位、北海道は42位;ガンの死亡率、福井県は47位、北海道は5位・・・

福井県おもしろデータランキングが意味するもの:小中学生の体力・学力と自立性・自活力;30代/40代の未婚率は出生率に大きく影響、働く場、出会いの場、一人暮らしが快適;北海道三世代同居がなぜ少ないのか;共稼ぎが出来にくい要因は;住みやすさを高めるためには;北海道の魅力(1位)がなぜ移住に結びつかないのか;人口減少・少子化に真面目に取り組んでいるのか・・・

素晴らしい視点で北海道の明日のための良い助言、とても勉強になりました。

最後に越前大野藩7代藩主土井利忠の政策で、貧乏の大野藩を44年間財政再建した例を用いて、北海道のための話でした。

今日の参加者47名43社でした。
2015-06-18