陶氏診療院

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「おもてなしは見えないものを形にしてゆくこと:バリアフリーは内なる気付きと開放」
カテゴリー 日本
5月14日札幌市倫理法人会第1477回経営者モーニングセミナーは、講師に Multicultural Alliance of Behavior Analysts 理事長田中桜子氏をお迎えして、テーマ「おもてなしは見えないものを形にしてゆくこと:バリアフリーは内なる気付きと開放」にてご講話いただきました。

函館生まれ、函館育ち、カナダ永住権取得、32年暮らす、2000年に津軽海峡の縄文・アイヌ信仰文化(シャーマニズム、精神医学)史をテーマにした博士論文で博士号を取得(カナダ日本文学賞)、2000~2002年ポスドク研究員として音楽療法家のキャロリンBケニー博士の指導を受ける、2011年に認定行動分析家博士の資格取得、2011年3月11日関東東北大震災の後、帰国を決意しました。

2013年夏に「福祉コンサルティング」の事業を行う株式会社グリーンパティオを設立、本社は函館に、米国に本部のある国際機関「マルチカルチャーABA]の代表理事(行動分析学・行動心理学)、公認行動分析家育成カリキュラム日本代表として活躍されていました。

子供妊娠五ヶ月時、下肢の腫瘍治療を乗り越え、息子の自閉症に立ち向かい、今は息子が社会に出ていることで、応用行動分析学で、「人興し、町興し」に力を注ぎ、故郷の函館市を観光福祉都市に目指して、2年前から、いろいろな活動を始めました。バリアは障碍、壁の意味で、バリアフリー心の「壁」を取り除くことで、函館をもう一度にぎやかな町にしたいと語りました。

また、行動分析学は仏教の考えに近い、西洋で誕生した学問は東洋の仏教に考え方が近いことを紹介しました。とても面白い話です。「無」(見えないこと)から、「有」(形がある)には、小さな事を積み重ねて、気付き、見えていくことです。田中講師は自分の実体験から、現在にしていることを情熱で語りました。最後集合写真撮るとき、皆さんが手に持っているのは講師の会社で販売するコーヒーの豆のプレゼントです。

今日参加者32名30社、うち女性6名でした。
2015-05-14