陶氏診療院

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今世紀がんが消えますか?
カテゴリー 講演会
4月16日、月一回のさっぽろ村ラジオ健康話で、先月の札幌がんセミナーの話をしました。

今年88歳の小林博北海道大学名誉教授、(公財)札幌がんセミナー理事長が「人生いろいろ・がんもいろいろ」の講演の最後のスライドの話でした。

宮城県のがん罹患年齢の年次推移から見ると、なんと30年の間、がんの発症年齢男女平均9歳(男性8歳、女性10歳)遅れました。1978年男性は61.9歳から69.9歳。女性は58.5歳から68.5歳、平均は60.3歳から69.3歳になり、その統計結果は今の医学の常識に合わないです。

事実の前に、一つ推測をしましょう。そのままの傾向に行くと、60年後、宮城県のがん罹患年齢の平均は90歳に近いです。しかし、60年後、宮城県の男女平均年齢は90歳を超えますか?もし超えなかったら、がんの発症平均年齢が人口の平均寿命を超えることになり、簡単に言うと、60年後(2068年)がんが消えていくことになります。

2068年、私は103歳、その時にがんが本当になくなっているかどうか、多分確認できます。(笑)

がんが消えなくても、今までのデータを見ると、がんは人々の意識により、予防が出来ることが間違いないでしょう。

今回の健康話し時の質問は、「骨粗しょう症をどう対症する」です。骨のことは腎気の世界です。腎気を保てば、心配がないです。こどもの腎気が強いから、涎(よだれ)がこぼれ、身長もどんどん伸びます。年齢が増えるにつれ、腎気が弱くなり、涎がなくなり、成長も止まり、場合により、骨もすかすかになります(骨粗しょう症)。

予防と治療は、先ず腎気の衰退を防ぐです。早寝早起きや冷たい食べ物を避け、酸性になる食物(お酒と動物性食物)を控えることです。次に骨を必要とする信号を身体に送ります。「歩くこと」です。両方を努力すると、昔の骨太日本人に戻るでしょう。

次回のラジオ健康話は5月21日(木)14:00-16:00です。ご清聴お待ちしております。
2015-04-17