陶氏診療院

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衣食住(行)の最高のレベル:住
カテゴリー 中国医学
住まい、どんな動物にも自分に合う宿があるでしょう。必要なら、自分でも作ります。人間も自分の住まいを作っています。

国により、気候により、さまざまな住まいが人間の智恵を凝縮したものでしょう。

日本は海洋気候と多地震の土地で、それなりの住まいに特徴があります。夏蒸し暑い京都でも、自然の流れ、空気の流動を利用して、中庭に涼を感じる工夫があります。地震が多く、建物の建て直しが多いから、住まいは有効に利用できる、狭い空間でいろいろな機能を持っています。昼は広間、夜は寝室、ベットではなく、畳の寝室は和室寝室の特徴でしょう。ベットの高さがなければ、天井が低くても、圧迫感がないです。特に、床の上に寝るから、床に近い空気層の汚れが流れるように、低い窓を設置され、とても健康的でした。

しかし現代建築を見ると、人の特徴を無視し、経済的要素を優先し、只の断熱密閉の箱のように、寝る床層の空気の汚れが目立ちます。シックハウス症候群のような現代建築の病気まで作り、更に現代化学材料の空気汚染を加え、北海道のような空気が全国一番に綺麗なところで、なんと女性の肺がん発症率は全国ワーストワンになりました。それは寒い北海道では、女性の室内にいる時間が全国一位と室内空間空気の汚れと深く関係があります。

そのため、人が健康に過ごす住まいは、住まいの最高レベルでしょう。常に森林浴の様な空間、いるだけでも喘息が落ち着き、深呼吸がしたくなる空間を求める人は増えるでしょう。炭入りの住宅や、漢方アロマ薫蒸で森林浴を創作する工夫も健康を守る一つの選択ではないでしょうか。
2015-03-30