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純粋倫理と中国医学
カテゴリー 中国医学
物質の世界に「物理」という法則があるように、人間には「倫理」という法則が存在します。純粋倫理とは、宗教や主義、学説ではなく、実践によってすぐに正しさが証明される生活の法則です。

純粋倫理の創始者は丸山敏雄氏(1892年5月5日 - 1951年12月14日)で、1945年(昭和20年)9月3日に民間団体として倫理研究所を創立しました。現在、倫理研究所は一般社団法人として活動しています。丸山先生の純粋倫理の教えは、高次元の言葉として「万人幸福の栞」に記され、「必ず真の幸福が添う」「地上の楽土が出現する」「自他一如、捨我の絶対境である」「天地と共に生きる不死永遠の絶対境である」(P111-112)と示されています。これらの言葉は、条件を備えた実践を通じて未来に幸福をもたらす、普遍的な高次元の人生指導の法則として存在します。

高次元の身体を認識する中国医学でも、自然と一体となり、自然のリズムに従うことを重んじています。陰陽のバランスを保つことで、健康を維持し、120歳の天命を全うすることが可能であるとされています。未来を予測し、未病を治療し、健康を育む実践によって、人生そのものを輝かせることができるのです。

純粋倫理の学びと中国医学の実践には共通点が見えてきます。「万人幸福の栞」の序文にある「苦しみを喜んで迎え、病気になれば『おめでとう』と言う時代が来た」という言葉も、その意味が次第に理解されます。苦しみや病気は現象として捉え、それを糧にして原因を見つけ、改善し、正しい人生の道に戻ることで、健康と幸福が取り戻されます。そして、その健康と幸福を「おめでとう」と祝い合うのです。高次元の視点に立つことで、これらの言葉の真意がより理解しやすくなります。

純粋倫理と中国医学という高次元の思想には、共通するものがあるのです。
2024-11-01