2026-03-04
中国の半植民地の歴史を考える
2026-03-03
新たな脳回路が「睡眠不足の回復」を助ける
2026-03-02
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2026-03-01
「統合医療と死生観」— 日本統合医療学会 北海道支部学習会 —
2026-02-28
「風呂(26)の日」―中医学から見る入浴の力
2026-02-27
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2026-02-26
花麒麟と環境――長生きとは何かを考える
2026-02-26
充実した連休(急性捻挫)
2026-02-25
健康意識:男と女(リュウマチ関節炎)
2026-02-24
「十二花の女神」—歳月へのラブレター
2026-02-23
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2026-02-22
老中医のまなざしで見る香港 ― 都市と人の「気」の流れ
2026-02-22
北海道中国工商会・北海道中国会共催「新春交歓会」〜風雨同行、同舟共済〜
2026-02-21
IMの打ち合わせ ― 予防医学から平和を考える
2026-02-20
さらに5歳若返る? ― 健康づくりの哲学と38年の臨床からの洞察
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第4回 腫瘍統合治療学術研討会発表
2025年12月27日(土)、オンラインと現地(東京大学)を併用したハイブリッド形式にて、第4回腫瘍統合治療学術研討会が開催されました。大会テーマは「中西融合・医工連携 ― 腫瘍精密(精準)診療に焦点を当てて」でした。
大会主席は、黄 誠(福建省腫瘍医院 首席専門家/厦門弘愛医院 腫瘍センター主任)と、王 三虎(陝西省渭南市中心医院 中医学専門家/陝西省・広西チワン族自治区 名中医)のお二人が務められ、西洋医学と中国医学、それぞれの専門家が共同で大会を統括する構成となっていました。
講演者は、中国本土から9名、日本在住の中国人研究者5名の計14名で、大会は全編中国語で進行しました。
土曜日は診療院にとって最も忙しい診療時間帯ですが、幸いにも私の発表は11時から10分間と短く、患者さんに少しお待ちいただきながら、皆さんと共に傾聴し、応援していただく形となりました。
私の発表テーマは、「『黄帝内経』から見る中医学における腫瘍治療理念の先進性」です。中国医学の「治未病」という理念に基づき、予防の視点から腫瘍に向き合う治療観を示し、これまでに発表した2症例が現在も元気に生活されていることを紹介し、腫瘍治療における希望ある結果を提示しました。
一方、他の演者の多くは、従来の西洋医学的治療よりも改善した点、漢方併用による副作用軽減、精神医療機器やAI導入による治療精度・効率の向上など、治療技術の進歩を中心に発表されていました。しかし、腫瘍の予防や完治という視点にはほとんど触れられず、患者さんの生活習慣や食事指導といった根本的な健康づくりについての言及も極めて少なく、医療行為そのものに焦点を当てた内容が大半でした。
最後の講演は、今年ノーベル生理・医学賞を受賞した日本の坂口志文教授の研究室に所属する、大阪大学 腫瘍免疫学博士の呂 倩先生による「制御性T細胞の除去による腫瘍ワクチン効果増強を目指した複合免疫治療戦略」でした。西洋医学における最先端の腫瘍免疫治療の考え方が示されましたが、その対象はやはりすでに形成された腫瘍に対する治療に限られている点が印象に残りました。
医療の最終目的は、患者さんの「健康」にあります。医学研究において病気の治療は重要な要素ではありますが、それと同時に、予防と健康維持こそが本質的に重要な領域であると私は考えています。今回の研討会のテーマからすると、こうした傾向はある意味で当然とも言えますが、次回はぜひ予防医学や治未病を主軸とした議論が深まることを期待したいところです。
大会主席は、黄 誠(福建省腫瘍医院 首席専門家/厦門弘愛医院 腫瘍センター主任)と、王 三虎(陝西省渭南市中心医院 中医学専門家/陝西省・広西チワン族自治区 名中医)のお二人が務められ、西洋医学と中国医学、それぞれの専門家が共同で大会を統括する構成となっていました。
講演者は、中国本土から9名、日本在住の中国人研究者5名の計14名で、大会は全編中国語で進行しました。
土曜日は診療院にとって最も忙しい診療時間帯ですが、幸いにも私の発表は11時から10分間と短く、患者さんに少しお待ちいただきながら、皆さんと共に傾聴し、応援していただく形となりました。
私の発表テーマは、「『黄帝内経』から見る中医学における腫瘍治療理念の先進性」です。中国医学の「治未病」という理念に基づき、予防の視点から腫瘍に向き合う治療観を示し、これまでに発表した2症例が現在も元気に生活されていることを紹介し、腫瘍治療における希望ある結果を提示しました。
一方、他の演者の多くは、従来の西洋医学的治療よりも改善した点、漢方併用による副作用軽減、精神医療機器やAI導入による治療精度・効率の向上など、治療技術の進歩を中心に発表されていました。しかし、腫瘍の予防や完治という視点にはほとんど触れられず、患者さんの生活習慣や食事指導といった根本的な健康づくりについての言及も極めて少なく、医療行為そのものに焦点を当てた内容が大半でした。
最後の講演は、今年ノーベル生理・医学賞を受賞した日本の坂口志文教授の研究室に所属する、大阪大学 腫瘍免疫学博士の呂 倩先生による「制御性T細胞の除去による腫瘍ワクチン効果増強を目指した複合免疫治療戦略」でした。西洋医学における最先端の腫瘍免疫治療の考え方が示されましたが、その対象はやはりすでに形成された腫瘍に対する治療に限られている点が印象に残りました。
医療の最終目的は、患者さんの「健康」にあります。医学研究において病気の治療は重要な要素ではありますが、それと同時に、予防と健康維持こそが本質的に重要な領域であると私は考えています。今回の研討会のテーマからすると、こうした傾向はある意味で当然とも言えますが、次回はぜひ予防医学や治未病を主軸とした議論が深まることを期待したいところです。
2026-01-03



