陶氏診療院

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便秘と漢方精油
カテゴリー 中国医学
便秘に悩んでいる人、まず食事の改善を勧めます。診療院の患者さんへ提供する有機無農薬発芽醗酵玄米が、沢山の慢性便秘の方に、幸せを送りました。

食事のみ、改善できない方、生活習慣の指導を入れます。朝5-7時、大腸経の働く時間で、夜早く寝ると、大腸の正常の働きが保障されます。夜更かしする、出張で生活リズムを崩した人、便秘がちが多いです。晩御飯を少なめ、又は断食して、早く寝れば、朝は大腸が活発に働きます。

それでも、改善できない方、腹部の整腸按摩をします。単純な按摩ではなく、経絡の働きを促進して、内臓の機能を正常化する漢方精油を使い、それは症状改善と病因解除、一石二鳥効果を期待できます。最近、母が理由があり、便の出がよくないです。朝、腹部整腸按摩して、漢方精油マグノリア(肺と大腸経作用する漢方精油)を使い、按摩の途中、トイレに走ります。何回しても同じことで、漢方精油のパワーに感激しました。

便秘したら、良く薬を使います。薬の名前が下剤です。働く原理は、腸に刺激して、軽い炎症を引き起こし、腸の吸収作用を邪魔して、さらに炎症により分泌物が出て、腸内内容物増加により、腸の蠕道を促進、排便になります。

でも、習慣的に慢性的な便秘で、長期間の下剤投与により、大腸の炎症が癌化することがあります。40年間下剤を常用者して、大腸がんになった患者が、診療院で、施療を受けました。玄米を指導して、便秘を解消、下剤をやめ、6年間経過しても、現在健康に生活しています。

便秘は生活習慣病の一つとして、無視できない症状です。便秘は大腸がん、乳がんと直接関係があり、早期、若い女性のシミの発生、顔色の悪影響があり、美容の大敵です。

大便は身体の大きな便りです。便秘も身体の大事な信号で、大切に対応しましょう。
2012-07-20