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水の学問①身体の水と液体の疑問
カテゴリー 中国医学
普段、身体の水と言ったら、血液以外の液体と連想します。身体の液体も水と略して言います。でも、身体の水と液体、どのような関係ですか?

水は常温では液体です。液体以外には気体と固体の姿もあります。成人人体の体液が70%と言われ、全部水ではなく、水分(いろいろな成分を含む水)と言った方が正しいでしょう。水分、その基本が水です。

近代西洋医学では、血液の研究が進んでいますが、血液は水分の一種で、その主成分の水に対しては研究不足でした。そのため、水の研究は農学部、工学部の方が研究レベルが高いのです。水の酸化と還元により、人体の水分・体液の酸化と還元にも影響し、結果的には病気と健康に繋がります。

水に溶けている成分を追求する西洋医学は、その溶剤としての水に対しての、認識が不足があり、それが現代医療費膨張し続きの一つ大きな落とし穴になりました。それを素直に認めることができない西洋医学、様々な病気のメカニズムの研究を壁にぶつけ、理想な治療結果が現れないのです。

「海」と言う漢字を見ると、「水・人・母」の組み合わせ、その漢字の意味は「水は人の母」、ちなみに生命が水から誕生しました。その原点は海でしょう。

生命の誕生は今でも「謎」ですけど、水との関係は疑い人がいないです。宇宙の生命を探索時、水を存在する跡の証拠は、生命の有無と判断します。

生命の誕生に関わる水だから、生命科学の医学も、水への研究が必要です。西洋医学は水の研究がないけど、中国医学、伝統医学では、水についての研究が沢山あります。中国医学では、身体の水分は「津液」と言います。津は大きな水という意味もあります。津を使った地名は必ず水と関係あります。大きな波は日本語で「津波」と言います。「津液」は「気・血」と一緒に、身体の三大要素として大事な役割を果たします。

「医学の父」、「医聖」、「疫学の祖」と言われる古代ギリシアの医者ヒポクラテス(ヒッポクラテス)は、人体の栄養素の概念を考え、その第一の栄養素は水と言いました。でも、近代医学の栄養素はたんぱく質、脂質、糖質の三大栄養素で水と言う大事な栄養素が抜けました。それは近代西洋医学が水の研究が欠けている原因かもしれないです。

正しい身体を理解するため、体内の水・水分の研究がとても大事と思います。

水の陰陽、あるいは水の酸化と還元性質の理解がとても重要です。同時に、水で作られた身体の陰陽体質を分析して、食べ物から、身体の水への影響が分かれば、健康管理、病気治療も簡単なことになります。

中国医学は、2000年前から、食事指導や漢方を応用により、上手に身体の水の陰陽を調和し、健康維持を役に立っています。陶氏診療院での15年以上の臨床指導で、沢山の難病・奇病・生活習慣病の方が健康を回復し、中国医学の驚異なパワーを実証しました。

人類の認識が積み重なることにより、必ず前進します。西洋医学が壁にぶつかる時、中国医学の知恵をもう一度脚光することも、当たり前ような気がします。人類の知恵中国医学、一緒に勉強しませんか?
2013-03-20