陶氏診療院

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地震予測と疾病予防
カテゴリー 生活の知恵
相次ぎおきる地震、沢山の命を奪われ、心が痛みます。

かつて、中国国内の地震予測が進んでいました。中国の地震予測が、当時周恩来総理の指示で、「予防中心、専門家と民衆、中国式と西洋式の地震予測技術を結合」と言う方針で、1973年2月4日海城地震が正確に予測して、災難を最低レベルで抑えました。1976年の唐山大地震、地震の予測があり、唐山から100キロ離れた河北県青龍県、全県に防震体制をとり、地震が来た時、18万軒家屋倒壊したが、一人の犠牲者も出さない奇跡を作りました。でも、地震予測を伝えなかった唐山市は、24万以上の犠牲者が出て、史上最大の地震災難になりました。

その後、中国の地震研究者、1985年の新疆烏恰,1996年の新疆伽师,2003年雲南大姚和,甘肃民乐楽等20回以上大地震を予測をし、いい成果が上がっているが、唐山地震時は、中国の地震予測のレベルより低下している事が事実です。理由は学術界から、周恩来の出した方針が変わって、民衆からの測定、観察が否定され、専門家一本道に頼り切った結果です。

それと同じように、医学の領域でも、同じことが起きました。中国の伝統医学:中国医学から離れ、西洋医学に偏り、現在の医療現状が、投資した資金に対して、良い結果が出ていないことが、中国の社会問題になりました。

中国医学は治療と予防を両立して、西洋医学では、「科学的ではない」と思われる中国医学の部分が、よく考えてみると、長い歴史と積み重ねた実績の統計による物で、中国医学の知恵と経験は実験室から出たことではないが、最高に科学的と言っても過言ではないでしょう。次元の高い中国医学の哲学思想が、西洋医学の主流の社会には、発揮できない現状です。いつか、両方のよさを旨く融合して、人々の健康を貢献できる時代が来ると信じています。
2013-04-24