陶氏診療院

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SARSと中国医学
カテゴリー 中国医学
10年前、中国広東省(2002年11月)で発生し、2003年7月に新型肺炎制圧宣言が出されるまでの間に8,098人が感染し、774人が死亡したSARS(重症急性呼吸器症候群、Severe Acute Respiratory Syndrome、サーズ)、まだ覚えている人もいるでしょう。新型肺炎(非典型肺炎、中国肺炎、Atypical Pneumonia)とも呼ばれいます。

SARSの死亡率、医療関係者の感染と犠牲は世界中の保健当局を恐れさせた、2003年3月12日、WHOは世界規模の警報を出しました。

人類が未知の病原菌を感染して、世界で大流行した疫病が沢山あり、しかし最終的に人類が乗り越えたのも事実です。そんな危険な病原菌、認識により、対応が違います。

西洋医学では、SRASはSARSコロナウイルスにより引き起こされる新種の感染症とし、対応します。でも、世界では有効な抗ウイルスの薬がないため、対症療法しかできないです。結果的に、沢山の死者が出ました。

中国医学では、SRAS「温疫病」と認識し、気候環境、病原菌の拡散、人の正気不足と邪気を防ぐことができないから、発症に至ります。そのため、まず人の正気を補い、次に環境を整えるのです。広州中医薬大学第一附属医院が中国医学指導元で、SRAS専用処方の漢方煎じ薬を大学、病院全員に飲ませ、または病院の従業員の家族、患者家族まで、徹底的に予防をします。次は新鮮な外気と十分交換できる換気の隔離病棟で漢方で治療する。結果はSRASの死亡者は0、転院0、後遺症0、病院の医療関係者感染0の成績を作りました。

考え方により、このような差ができます。以上の数字で、何か分かるでしょうか?
2013-07-30