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世界初澱粉(でんぷん)の人工合成成功
カテゴリー その他
中国では、今年宇宙ステーション成功の次に、9月24日、国際的な学術雑誌「サイエンス」に世界初二酸化炭素を原料とするでんぷんの人口合成を実現した論文を発表しました。

食糧問題や二酸化炭素利用問題に、一石二鳥の画期的な科学技術に、拍手を送りたいです。今まで、「トウモロコシなどの農作物の光合成などで、でんぷんを合成する際には、60段階以上の生化学反応と生理上の複雑な調整が行われています。中国科学院天津工業バイオ研究所のチームは大連科学バイオ研究所と連携し、長年の研究を通じて光エネルギーから電気エネルギー、化学エネルギーに至るエネルギーの転換を実現させました。二酸化炭素からでんぷんが合成されるまで、わずか11段階の化学反応を経るだけででんぷんが合成されるとのことです。 」(CGTN Japanese/AFPBB News)

「現段階において、農作物が数カ月も必要とした合成プロセスを、実験室ではわずか数時間で完了させられる」と中国科学院天津工業バイオ研究所の蔡韜副研究員は説明しました。

澱粉はブドウ糖の倉庫で、人類の脳の進化はブドウ糖の確保からの出来事です。実用すれば、世界の食料農作物の用地が減り、今までの化学肥料や農薬の大地汚染も減り、SDGs(持続可能な開発目標)にも最高のプレゼントではないでしょうか。

中国の発展、人類への貢献、ますます期待できるほど、胸が熱くなりました。
2021-10-06