陶氏診療院

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糖尿病と健康意識と生活習慣
カテゴリー 陶氏療法
我が家にホームステイしている中国の留学生、25歳男性、糖尿病を持っています。2019年9月来日後、食事療法を指導して、一か月後、血糖値が下がり始めました。来日前、血糖値は8.6mmol/L(154.8mg/dl)、一か月後は7.4mmol/L(133.2mg/dl)になりました。

そのままで、早寝早起き、過午不食の生活を続ければ、糖尿病が治るのも時間の問題です。しかし、本人の食癖が抑えきれない、提供した健康食のほかに、バイトが終わったら、夜食をして、特に「ゴミ食品」と言われるコンビニから買ってきたファーストフードを食べ続けました。自宅の血糖測定もしないで、一時消えた体臭もまた酷くなりました。トイレの便所にも黒いゴミのような跡が絶えなかったです。本人は足の踵が痛いから、歩いた時に、ビックビックしています。普段の食事時でも、手の無意識的な振れもありました。学校が休み時、午前中よく寝てしまい、朝起きはとても大変で、学校に遅刻するのも普通でした。それは、糖尿の症状だよと本人に伝えても、聞く耳を持たないです。

いよいよ来月帰国決定して、もう一度血糖値を確認したところ、なんと血糖値は9.3mmol/L(167.4mg/dl)でした。体重も確認したところ、5.5㎏も増え、内臓脂肪も6から8まで、体脂肪も18.5%から23%まで増えました。
帰国まで一か月しかない、彼の両親に健康管理の責任を果たすため、必死に説得して、陶氏療法の食事法をしっかりやってみることになりました。発芽発酵玄米ご飯を主食し、早寝早起き、過午不食、抗酸化飲料FFCパイロゲンと玄米酵素を取り入れて、一週間後、血糖値は6.8mmol/L(122.4mg/dl)に下がり、体重も1.6㎏もどり、内臓脂肪も8から7まで、体脂肪も23%から20.4%まで下がりました。今度本人が少し自信が戻り、残りの三週間をしっかりやることを決心しました。

Ⅱ型の糖尿病は生活習慣病の一種として、生活習慣、時に食習慣を直せば、健康になるのは当たり前です。健康に戻り、帰国できることは、一年以上預かった妻の友人の子供への責任です。いい結果が出まして、良かったです。
2021-04-23