陶氏診療院

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アーユルヴェーダ~生命の科学~
カテゴリー 講演会
2020年9月29日統合医療学会北海道支部会第3回定期勉強会をZOOMで行いました。去年勉強会を開催した澁谷(安藤)るみ子先生はもう一度アーユルヴェーダを語りました。

日本で数少ないインド政府公認アーユルヴェーダ医師(BAMSとして全国をまわって活動しておられます。肉体・精神・魂の調和を提唱するホリスティックなアーユルヴェーダを普及し、アーユルヴェーダ、鍼灸、ヨーガ、インド占星術を融合した治療や、インドのアーユルヴェーダ病院での長期入院治療ツアーを行っています。講演中、治療ツアーの内容と成果を披露し、日本では見たことない治療風景も、参加者に大変勉強になりました。

アーユルヴェーダは生命の科学とか寿命の科学という意味で、5000年以上前から伝承されています。哲学と医学が一つになった膨大な叡智です。それは、病気に対する学問ではなく生命に関する学問です。与えられた寿命を全うし、個人的にも社会的にも幸福に生きるための人生哲学、食生活、病気の治療法が、体質や季節などを考慮した、テーラメイドな医学として体系的に確率されています。アーユルヴェーダは太古から世界の様々な医学に影響を与えてきたので、土台にして利用することで医療が融合しやすくなります。また、仏教とともに日本に伝えられており、すでに人々の中に融合して根付いています。アーユルヴェーダのエッセンスと理にかなった具体的な治療法をお伝えしたいと思います。(勉強会案内より)

オイルを頭の額から流すイメージのアーユルヴェーダ、その奥に、人類の叡智が隠れたことを、勉強会を通じて、「神は鉱物の中で眠り、植物の中で目覚め、動物の中で歩き、人間の中で思惟する」を知り、かなり興味が湧きました。一度体験したい気持ちもあり、心身統一の考えは、昔から変わらない伝統療法の真髄でしょう。
2020-10-04