陶氏診療院

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体重管理の戦略と戦術
カテゴリー 陶氏療法
76歳の男性患者さんが、帯広から診療に来ました。去年2月、右半身に違和感があり、その後、右足の裏先、冷えとしびれ、少したっても気になり、話ができなくなるほど辛いです。病院の診断名は「脊柱狭窄症」で、内科治療して、症状改善がない、6月外科手術しても、改善がないため、診療院に通って、腰痛が良くなった患者さんからの紹介で、去年12月7日、診療を始めました。

病気の原因は肥満からです。先ず体重を戻すことが必要です。早寝早起き、玄米菜食を指導して、最初体重減が順調でした。そのままのペースで行くと、今年5月まで、70kgまで減量が出きると自分がグラフを書きました。

去年年末まで、体重の数字が下がる一方で、本人が喜んでいました。今年初回診療時、体重の数字が上がり、がっかりしました。

しかし、体重と筋肉量の数字を見ると、確か今回体重が0.4kg増えたけど、筋肉量が前回より0.8kg増え、筋肉を除いたら、体重が0.4kgが減りました。

そのまま説明しても、本人が落ち込む気持ちがはらえないです。

数字のみを見ると、確か増えるけど、将来的に考えると、筋肉が増え、代謝が良くなり、もっと体重が減ることが期待でき、何も心配がしなくてもいいです。

体重管理の戦略から見れば、大丈夫です、目の前の数字が戦術のもので、惑わされないで欲しいです。

次回の診療を期待して、暖かい言葉で患者さんを励ましました。
2014-01-11