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生命の陰と陽
カテゴリー 中国医学
中国医学の生命観はすべての物が陰陽の両面性があり、身体の陰陽バランスがあれば、健康であることを2000年前の医学巨書「黄帝内経」に明言されました。

生命の陰と陽はどう理解すればよろしいですか?

西洋医学の環境で成長した人々は、西洋医学の用語で説明しましょう。

普段栄養学者は人類の食品を栄養素とカロリーで評価して、それを健康指導に使っています。しかし、それを使って、糖尿病や高血圧、勿論癌患者に指導しても、一向に効果が不十分で、何かが足りないです。

物質を分析する西洋医学の研究者は、一つ大きな落とし穴があります。食品中の「生命力」です。今まで生命の現象を研究しても、変化する生命力が見落とされていました。

生命力は時間と共に、観察ができます。又は時間と共に生命力は変化します。世界の動物の大移動、陸でも、海でも、空でも、すべての生物の大移動は生命力を追いかけていることを纏めて言うのは過言ではないでしょう。

動物は本能で、生命力がある食物を求めて、どこにあることも知っています。同時に生命力がない物も区別できます。

人類は食物の生産と加工技術ができてから、生命力に対する本能が衰えて、いつの間にか味と値段と栄養素だけが食物の基準になり、生命を支えるバランスをとる生命力が無視されました。

生命力がない食物は人類に対して、どのぐらい影響があるのか、西洋医学では研究していないです。しかし、現代病気の氾濫、加工食品による栄養バランスの乱れによる病気、それは十分証拠として説明がついています。生命力がない食物を長期摂取すると、人類絶滅の危惧に落ちるかもしれないです。

西洋医学で語る栄養素は生命の陰の部分、西洋医学で知らない生命力は食物の陽の部分です。

生命力が溢れる食物を選んで、陰陽バランスを取れば、食物から生命を支える役割を完全に発揮できるでしょう。

生命の陰と陽は中国医学を勉強すれば、すぐ分かるもので、来週の市民講座では中国医学の陰陽と五行をゆっくり教えます。
2016-05-29