陶氏診療院

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骨格筋と内臓筋
カテゴリー 生活の知恵
人間の筋肉は概、骨格筋と内臓筋に分かれます。

骨格筋は随意筋で、組織学的には横紋筋であり、中枢神経(体性運動神経)に支配されて、身体のバランスを保ち、運動に欠かせない筋肉です。全身の骨格筋は、ほぼ意識により動きが可能です。

心筋(心臓壁の筋肉)は横紋筋ですけど、骨格筋ではなく、内臓筋に属するため、随意運動はできないです。

骨格筋は生命活動に欠かせないけど、生命の寿命(質と量)には内臓筋より役割が少ないでしょう。

内臓筋は種々の内臓器官をつくっている筋肉要素の総称です。不随意筋とも呼ばれます。横紋のない平滑筋であり,自律神経に支配されて、消化器,泌尿器,生殖器,血管,腺の排泄管,瞳孔括約・開大筋などをつくっているので、生命活動に最も重要な役割を担っています。不随意筋だから、人の意識にほぼ関係なく、生命維持するため働いています。主に骨格筋が休んでいる時に、働きます。

そのため、人々は骨格筋を大いに使っている時、血液の使用分布により、内臓筋の働きが抑えられます。そのことを理解して、生命活動必要以上の骨格筋の使うこと(ジムに通うような運動のための運動)は生命維持に邪魔していることになり、生命バランスの視点から見ると、トータル計算して、マイナスすることになります。特に骨格筋が正常以上に鍛錬され、常に正常以上の酸素や栄養消費することになり、新陳代謝の負担になります。プロスポーツ選手退役後の身体の悩みはこの原因が多いです。

西洋医学と中国医学、骨格筋と内臓筋について、鍛錬する理念の違いは生命基本の考えの違いからです。見た目の健康は骨格筋が発達していることでしょう。そのため、西洋医学の健康法に、運動ための運動をよく薦められます。

しかし生命の本質から見ると、費用対効果のことから考えると、余計な栄養消費を避けるため、必要以上の骨格筋の筋肉がいらないです。中国医学の養生法は太極拳や気功の鍛錬により、骨格筋より内臓筋を強化され、生命の質と量を向上し、花より団子の理論で、理想な健康を導きます。

内臓筋は不随意筋で、副交感神経支配する筋肉で、普段は人の意識に左右されないです。中国医学は身体のことを知り尽くして、経絡と言う仕組みを利用して、意識と手足の動きにより、内臓筋の鍛錬になる素晴らしい健康法を持ち、ぜひ健康意識高い人が、同じ健康のため、骨格筋鍛錬より内臓筋の鍛錬を意識してください。

おまけに、骨格筋鍛錬より内臓筋の鍛錬は最も経済的なことも長期続けることの一つ要因を覚えてください。(笑)
2016-04-19