陶氏診療院

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体調の読み方
カテゴリー 陶氏療法
70代の女性が予定していた施療を前倒しで申請されました。理由は、昨日の朝から眩暈を感じ、起き上がると嘔吐感があり、実際には何も吐き出せないまま体調が悪化したからです。

施療中にお話を伺ったところ、2週間前に家族で沖縄を旅行されていたそうです。旅行中、階段でつまずいた際、手に持っていたコップを守ろうとして膝を打ちました。骨折には至らなかったものの、以後は階段の昇り降りがつらくなり、観光中も反対側の足に負担をかけることが多かったため、身体に負荷がかかったと感じられていました。

また、昨日の朝、札幌ではみぞれが降り、急な気温の低下が体調に影響したのかもしれません。さらに、今年は兄が急逝し、過去には妹も朝の嘔吐による窒息で亡くなった経験があるため、そのことを思い出し、不安が増してしまうと語っておられました。過去に過呼吸症候群を経験しており、今回も不安が高まったとのことです。

今朝は天気が良く、気温も戻ったため、起床時の体調は悪くなかったそうです。施療後は身体が軽く感じられ、元気も戻ったとのことです。

今後、この70代の女性患者さんには体脂肪や内臓脂肪を減らす生活習慣の指導を行い、予防に努めることで、同様の不調を軽減できるでしょう。

体調を正しく読み取ることができれば、余計な不安を取り除く助けになるはずです。
2024-11-30