陶氏診療院

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連休と経済
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中国の大型連休は10月1日から8日までです。国慶節(1日)と中秋節(6日)が重なり、仕事は休みですが、観光産業は大いに活気づくでしょう。連休中、高速道路は無料となるため、大渋滞が起こることもこれからニュースになるはずです。

上海から隣の舟山へ向かう際に利用する高速道路G15は、上海側では二車線ですが、浙江省に入ると三車線に増え、制限速度も時速100kmから120kmに上がります。これが浙江省のスピード感なのでしょう。

中国の大型連休は旧正月やメーデーの五月連休など、いずれも一週間以上あるのが普通です。このような長期連休は、人々が楽しみにし、家族や友人との計画を立て、国内外の人気スポットを参考にしながら旅行の準備をするため、観光ブームを生み出しています。

中国国内の飲食業界については賛否両論あります。人気店は予約が取りづらい一方、やむを得ず閉店するところもあるからです。根本的には、品質と価格が常に判断基準となっています。

特に食材の新鮮さを重視する中国の顧客は、調理済みや半調理の食材に対して敏感で、「不買(ボイコット)運動」が話題になることもありました。店側としては、中央厨房で調理した料理を提供せざるを得ない状況もあり、レンチン(温め直し)するだけの大型料理店は利益を減らすしかないのです。

日本では、忙しい生活の中で調理時間を短縮するため、中央厨房で一度調理した半製品をよく利用します。これは中国とは異なる食の概念によるものなのでしょう。

中国へ行くとき、最も楽しみにしているのは美味しい料理を食べることです。その新鮮さ、香り、特に旬の果物や野菜の種類の豊富さは、選ぶ過程も食べる瞬間も本当に楽しいものです。私の連休は、中国へ行く期間にあたっていました。
2025-10-01