陶氏診療院

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ドクター陶の健康コラム・連載・vol.68 水の陰陽
高陽社の月間コーヨーライフ2025年十一月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。

水の陰陽

中国医学に陰陽という概念がありますが、水ひとつとっても、そこには陰陽があります。

熱いお湯や蒸気は水の「陽」の一面、冷たい氷は水の「陰」の一面と簡単にイメージできます。しかし生命の視点から見ると、生命力をもつ水、いわゆる「生体水」や「還元水」、酸化されていない活きた水が「陽の水」と言えます。反対に、環境水(汚れた海や川、雨の水など)、酸性水や酸化した水は「陰の水」と捉えられます。

このように水の陰陽を理解すると、生命を養い維持するには陽の要素が不可欠であり、「陽の水」を摂取することが、とても大切だとわかります。

以前、北海道大学で鮭の研究をしている名誉教授と話をした時、淡水と海水を自由に行き来できる魚の凄さについて尋ねたことがあります。すると教授は「ほとんどの魚は淡水でも海水でも生きられる」と教えてくれました。魚にとって塩分の濃度はそれほど問題ではなく、水中で重要なのは、酸素が利用できるかどうかだと言います。

なるほど、魚にとって水は環境、人間にとっての空気のようなものだと気づきました。

私たちも空気中の酸素を利用しますが、湿度や匂いが多少違っても酸素が変わらなければ大きな影響はありません。

では、魚は水分をどこから得ているのかと聞いたところ、「餌からだ」と教えられました。生きているプランクトンやエビ、小魚などを食べて、生体水を摂取しているのです。

人間も植物や動物から生体水を得ていますが、それに加えて環境水も飲用しています。

その際、環境水の状態の違いが、健康に影響を与えます。したがって、どのような水を選ぶかは非常に重要です。

私自身は普段、生体水の機能を持つ水や電解還元水、最近は超☆海洋深層水100%マハロを愛飲しています。そのおかげで同年代の人より体調が良いと実感しています。
水の陰陽…あなたはどう考えますか?

そして、あなたは普段どのような水を摂取していますか?
2025-11-08