陶氏診療院

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「消火栓が空っぽ」
アメリカ・ロサンゼルスで発生した山火事の被害が広がり、その惨状がニュースで報道されています。火は住宅地にも広がり、約1,000棟の建物が焼失し、これまでに5人の死亡が確認されたと報じられています。

一昨年、娘の卒業式の際にロサンゼルスを1週間訪れ、高級住宅地を目にしました。その美しい街並みを思い返すと、火事による被害の映像に胸が痛みます。しかし、一つ理解しがたいことがあります。それは「消火栓が空っぽ」だったという点です。

バイデン大統領は、「火災を食い止め、再建を支援するためにあらゆる対応を行う」と述べ、被害状況の説明を受けた後、消火と復興のために全面的な支援を行う姿勢を示しました。一方、トランプ次期大統領(または元大統領)はSNSで、カリフォルニア州のニューサム知事を批判しました。トランプ氏は、「絶滅危惧種の魚を保護するために必要な水を消火活動に回すのを妨げた」と主張しています。また、「消火栓には水がなく、緊急事態管理庁(FEMA)には予算が足りない。これがバイデン政権の残したものだ」とし、バイデン大統領への非難を展開しました。

ロサンゼルスに住む大学の同級生も、「消火栓には水がない」と話していました。同級生によれば、民主党の政策が同性愛問題や親に通知せずに子どもの性転換手術を認めることなどを重視しており、そうした影響がこの状況を招いたという声もあるそうです。ただ、長く日本で暮らす私には、そのような理由は理解しがたい部分があります。火災の被害に遭った人々を思うと、ただただ気の毒に感じます。

また、最近ロサンゼルスで住宅を購入した別の同級生によると、火災保険に加入するのは非常に難しい状況だそうです。ロサンゼルスにおける山火事の被害が長期的な問題であることは、もはや避けられない事実のようです。
2025-01-11