陶氏診療院

アクセスカウンター


過去ブログはこちらから
6
子は親の心を実演する名優である
6月27日、第1886回札幌市倫理法人会経営者モーニングセミナーの講話前に、会員スピーチが行われました。

2月の会員スピーチの続きとして、倫理指導を受けた後の子育て方法の変化について話しました。子供はすくすくと成長し、先月アメリカのサンフランシスコで息子の卒業式に参加しました。7000人を超える卒業生の卒業式で、きっとこれが初めてで最後の経験でしょう。入場式だけで二か所で行われ、一時間半もかかりました。最後の花火も最高の気分でした。

私は中国の上海出身で、中国医科大学を卒業後、病院で六年間肝臓専門医として勤務していました。西洋医学以外の勉強をするため、32年前、28歳のときに祖母の出身地である北海道に来ました。札幌で日本語学校に通い、その後北海道大学で臨床心理学を学ぶつもりで頑張りました。しかし、文化系の教育学部に属する臨床心理学は理科系卒業の私には申し込むことができませんでした。仕方なく、医学部の大学院に進学しました。

息子は今年26歳で、サンフランシスコ州立大学で臨床心理学を学びました。今年の8月には北海道大学の大学院で臨床医学を専攻したいと考えています。

倫理の勉強で、「万人幸福の栞」第六条「子は親の心を実演する名優である」にある「大きくなるにつれて、両親がその年頃にした通り事を繰り返す・・・」という言葉に私は共感しました。息子に頼んでもいないのに、息子は私の思いをそのまま実現しようとしており、倫理の勉強を通じてそのことに納得しました。また、そのことがとても嬉しかったです。これからも、子供の活躍を期待しながら、後ろから応援していきたいと思います。
2024-07-01