陶氏診療院

アクセスカウンター


過去ブログはこちらから
4
世界で初めて月の裏側で試料を採取した
中国国営中央テレビ(CCTV)によると、「嫦娥6号」は北京時間の25日午後2時7分(日本時間午後3時7分)に内モンゴル自治区に着陸しました。5月3日に海南島から打ち上げられ、6月初旬に月の裏側の南極にある「エイトケン盆地」に着陸し、土壌などの試料を採取しました。

中国無人探査機が地球に帰還し、月の裏側で試料を採取した世界初の国として、嫦娥6号の成功について習近平国家主席は「画期的な成果だ。この勢いで宇宙探査など大型宇宙プロジェクトを相次いで実施し、宇宙強国の実現に向け前進してほしい」と祝賀メッセージを寄せました。無人月探査機「嫦娥6号」が帰還しました。今後は貴重なサンプルを徹底分析する予定です。中国が2020年に月の表側から持ち帰った土のサンプルからは水が含まれていることが初めて確認されましたが、月の裏側のサンプルは以前の月表のサンプルと異なることを記者発表会で担当者が語り、今回持ち帰ったサンプルからどのような発見があるか注目されます。

計画されていた2キログラム以上の試料回収に成功したと発表され、試料は国内外の科学者によって分析されます。試料を分析した結果は月や地球、太陽系の進化を解明する研究のほか、中国が目指す月の資源活用にも役立つことが期待されます。

中国は今後、2026年に「嫦娥7号」、2028年に「嫦娥8号」を打ち上げる計画です。2030年までに有人月面探査を成功させ、水氷の存在が指摘される南極付近に研究基地を建設するとの目標を掲げています。
2024-06-28