陶氏診療院

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中国愛心厨房
NHKドキュメント72時間:「肉だんごのスープ、煮込み豆腐、フナの料理。今回の舞台は中国の江西省南昌市(人口620万人)。路地裏にある貸し台所。実はここ、すぐそばにがん専門の大病院(1000床以上)がある。貸し台所を使う人の多くは入院患者の家族で、ここで食事を作り、病室の入院患者のもとへ運んでいく。卵巣がんの娘のために野菜スープを作る母親や、父親を看病するために仕事を辞め、ここに毎日通う青年。大切な人の命をつなぐ料理。みんなどんな思いで腕を振るっているのか。」(NHKより)

6月21日夜のNHK番組を見て、中国の現状に触れ、その人情の温かさに感動しました。「これこそ中国だ」と心の中で叫びました。配偶者のため、親のため、嫁のため、おじいさんのため、それぞれの人が仕事や勉強を辞め、一生懸命看病しながら、美味しくて栄養のある料理を作り、命のリレーと愛の絆を感じました。

がん患者のための食事の難しさは想像できます。しかし、明日のために元気を祈り、回復を願い、あるいは最後に美味しい食べ物を味わってほしいという思いを込めて、野菜料理一品「1元(20円)」、肉料理「2元(40円)」、スープ「4元(80円)」と、厨房の利用料や洗い場、調味料、お湯などはすべて無料でした。看病する家族は安い加工料で食事問題を解決しました。場所を提供すること数十年で、ほぼブランドになっていました。

30分の番組を通じて、中国現代社会の一面と昔からの温かさに触れ、何となく故郷の親近感が湧きました。
2024-06-29