陶氏診療院

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未病専門指導師になりました
日本未病学会では、平成20年度(2008年)より、「未病」を各医療専門分野から適切に捉え、生活習慣病などの発症を抑制し、健康長寿に貢献する養生法の普及を図っています。この取り組みに対応するため、未病に関する診断、保健指導、治療などに幅広い専門知識と技量を持った人材を「未病専門指導師」として認定しています。

日本未病学会の前会長の奥さんである恵淑萍先生は、北海道大学大学院保健科学研究院健康科学分野の教授であり、私の大学院の同級生です。彼女からの勧めで未病学会に入会し、六年前から学会活動や論文発表に参加してきました。昨年、評議員に選ばれ、学会が定める未病専門指導師の資格に基づく研修カリキュラムを修了しました。昨年末に申請をし、テストを受けた結果、今年2月27日に「未病専門指導師」としての認定通知を受け取りました。

これからは、「未病専門指導師」として、治療にではなく未病の予防と治療に専念し、より多くの患者さんが健康になるよう努めていきます。この新たな役割に充実感を覚えています。

「未病専門指導師」という肩書きは格好いいと感じます。病気の治療は患者さんへのサービスですが、未病の予防と治療は社会全体に向けられるものであり、非常に重要で責任があります。未病治療を適切に行うことで、病院の利用を減らし、医療費を削減し、大きな社会貢献ができると考えています。

将来的には、すべての医学生が「未病専門指導師」や「未病医学認定医」となることを望んでいます。
2024-03-29