陶氏診療院

アクセスカウンター


▼中国医学バックナンバー
過去ブログはこちらから
治療できない人
カテゴリー 中国医学
扁鵲(へんじゃく)、2500年前、中国伝説的な五大名医のトップであります。扁鵲の六不治は現代医学の鏡になり、その「六不治」の裏を読むと、病気の予防と健康養生にも大変指導になります。

その「六不治」を紹介して、2014年10月1日発行したIMJ北海道支部ニュースレターに掲載されました。自分は名医から「不治」と言われるタイプか当てはまるかどうか、参考になります。

扁鵲の「六不治」

①驕恣不論于理,一不治也「驕り(おごり)がひどく、欲ばり、勝手気ままな振る舞いで、物事の道理に従わない状態の人は治療できない」

②軽身重財,二不治也「財(お金など)をけちって身体(健康)を軽んじる状態、ちなみに、身体よりもお金を大切にする人」

③衣食不能适,三不治也(衣食住を本人の体質、環境の変化に適切にしない人)

④陰陽并,臓气不定,四不治也(陰陽のバランスが崩れ、五臓の気がとどこおり、陰陽、五臓の気が安定しない状態のタイプ)

⑤形赢不能服薬,五不治也(身体が衰弱しきって、薬さえ服用できない状態のタイプ、治療に向かない)

⑥信巫不信医,六不治也【巫(みこ)を信じて医を信じない状態は「不治」の最後タイプ】

*中国の五大名医:扁鵲、華佗、張仲景、孫思邈、李時珍)
2014-12-01