陶氏診療院

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童は無忌①ヨモギの香りが臭い
カテゴリー 生活の知恵
中国語で「童言無忌」(童は無忌)、子供の言葉は、遠慮なし、素直という意味で、医学的な視点を見ると、身体の本音を教えています。

7/29、友人を連れて、積丹岬へ行きました。

真夏の北海道、空が秋の風景になりました。灯台への散策路、両側1.5mの雑草を刈り切って、すっきりしました。刈り切った雑草の香と山、海のマイナスイオン、空気がとても綺麗、美味しく感じました。天然の酸素パーです。

大人は、皆いいにおいと言って、子供が臭いと言いました。
一緒に行った友人の息子さんは、小学校二年生で、普段、毎週一緒にバドミントンをして、とても親しいです。
匂いを良く嗅ぐと、ヨモギのにおいが強いです。散策路横に茂ったヨモギ草を刈り切ったあと、断面から、ヨモギ強い香りが漂っています。ヨモギの香、「散寒除湿,温通気血,通経活絡」の効用があり、ヨモギの葉は乾燥して、お灸の薬草になります。全ての病気はヨモギ薬草でお灸が出来ます。大人なら、ヨモギの良い香は、滋養強壮に役立ち、いいにおいと思っても当然です。

でも、10代の男児、陽気が一番強いです。滋養強壮はまったく必要ないです。そのため、身体からでた反応は、ヨモギの良い香は臭いと感じ、受け入れられません。それは身体に正常な反応です。

普段、大人は子供に同じ判断基準で要請します。子供は身体から出た反応は、本能の表し、うそがないです。それも童は無忌と言えるでしょう。無理に、子供を大人と同調すると、子供の天真、想像力、直観力などを損害し、せっかく大人が失った身体からの直感信号が、子供の体験から読み替えるチャンスも逃し、もったいないです。

今度、子供が「いいえ」と言ったら、もしか、身体からの知恵を伝えることかもしれないです。好奇心を持って、子供の反応を楽しみに受けましょう。
2012-08-06