陶氏診療院

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高血圧と漢方精油
カテゴリー 中国医学
10月21日午後、診療院で授業が始まる前に、マレーシア人の中年男性観光客が一人来院しました。観光中に降圧剤を切らしてしまい、頭痛と眼圧の上昇、背中の張りを訴えて、降圧剤を求めていました。血圧を測ると、159/102mmHg、心拍数は71回/分でした。授業が始まったため、四時間後に再来するよう伝えましたが、まず緊急処置として、マグノリア(開)の漢方精油を数滴、患者の頭頂部の百会のツボに塗布し、患者自身にも少しの間、塗り込むように指示しました。そして、5分後にもう一度血圧を測り、帰宅させました。5分後の血圧は147/92mmHg、心拍数は60回/分でした。

午後5時半、男性は奥さんと一緒に再来院しました。血圧を測ると、133/84mmHg、心拍数は75回/分でした。男性は頭痛が治まり、肩や首も楽になったと話し、漢方精油を購入したいと希望しました。まず、陶氏療法(カッサと水素吸引)を受け、その後、血圧を再度確認したところ、133/87mmHg、心拍数は66回/分でした。男性は背中が燃えるように暖かく、気分が良くなり、背中も楽になり、頭もすっきりしたと喜んでいました。二日後にマレーシアへ帰国する前に、もう一度施療の予約をして帰宅しました。

発芽発酵玄米ご飯を試食すると、帰国後に試したくなり、購入しました。さらに水牛のヘラも購入し、本格的に体質改善を目指す意向を示していました。

旅行先での高血圧発作をネットで調べて見つけた診療院を、すぐに決めて来院したのも縁でした。奥さんは英語とマレー語が話せ、ご主人は中国語もできたため、非常に助かりました。マレーシアの華僑たちは、中国語、英語、マレー語、広東語、福建語を話すことができ、その語学力はアジアでもトップクラスかもしれません。

授業に参加していた生徒たちは、目の前で漢方精油の驚異的な効果を目の当たりにし、感心していました。
2024-10-22