陶氏診療院

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医療領域の先進国:治未病科
カテゴリー 生活の知恵
「2018年5月、世界の五大医学誌の1つランセット(Lancet)に「ヘルスケア・アクセス・アンド・クオリティー・インデックス(HAQインデックス)」の世界195か国ランキング(2016年版)が掲載されました。このインデックスは、「適切な医療を受ければ予防や効果的な治療が可能」と考えられる死因を32種類1リストアップし、それぞれについて「防ぎ得る死をどれぐらいちゃんと防げているか?」を調べ、総合的に評価、指数化したものです。マイクロソフト会長のビル・ゲイツ夫妻が創設者で、著名な投資家バフェット氏も運営に関わっている世界最大の慈善基金団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」がスポンサーになっていることでも知られています。(松岡博司 日本の医療を外国と比べられる数字の情報はないの?より)」

そのデータで見ると、上位はヨーロッパが多い、日本も12位に入り、イギリス、韓国、アメリカより順位がいい、インドや中国は30位にも入っていないです。

人口大国の医療レベルは気になり、今回中国の中医薬世界学会参加し、一つ予防医学のいい日差しが見えてきました。今まで西洋医学中心する世界の医療領域、治療中心で医療をサポートしたけど、予防医学の盲点はあまり進んでいないことは気になります。

中国では、西洋医学のほかに、中国医学があり、昔は針麻酔で一時世界に中国医学を知らせましたが、中国医学は、鍼灸麻酔だけではなく、最も強いのは予防医学、治未病の理論と実践です。中国医学では、治療より予防の哲学的な発想で、生命力ある医学として、5000年の中華文明史に大きな役割が表します。

2000年から、中国政府の「全民医療保障」の医療改革をはじめ、2006年6月には、呉儀副総理をリーダーとし、「医療. 改革協調小組」)が発足し、医療システム全体の. 見直しが開始、中国医学の「治未病」の理念を国の政策に取り入れる動向をあり、9年を経て、2007年治未病科は「発展元年」になり、国家中医薬管理局から、中医「治未病」健康工程を発足し。中国特色中医予防保健サービスシステムを作り始めました。2012年から、二級中国医学病院の「治未病科」の設立を基準され、中国の政府から、病院の未病治療=予防医学を本格に始まりました。

治未病科は「未病防止」、「既病防変」、「再発防止」の三つの段階で、全民の健康をサポートします。2016年、世界中医薬学会連合会の指導で、治未病分科会を発足し、去年年末まで五回の世界学術大会を行いました。私は去年初めて参加し、大変勉強と同時に、中国の治未病の医療領域に先進国になるほどを、誇りと思いました。これからも、中国の医療領域の評価も、ヨーロッパの先進国に追いかけることを期待して、中国医学の治未病理論は健康社会に貢献できると信じています。
2024-01-21