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第30回日本未病学会学術総会:黄帝内経の治未病による好酸球性多発血管炎性肉芽腫症患者改善一例報告
カテゴリー 論文発表
第30回日本未病学会学術総会 2023.12.16-17.WEB
一般演題「検査・行政・未病医療 【16】
黄帝内経の治未病による好酸球性多発血管炎性肉芽腫症患者改善一例報告
○陶 恵栄 1, 2, 3、沈 怡 1, 2, 3
1 陶氏診療院、2 漢方アロマ療養師育成校株式会社、
3 一般社団法人日中消化器内視鏡医療促進協会
目的
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)は、従来アレルギー性肉芽腫性血管炎(AGA)あるいはチャーグ・ストラウス症候群(CSS)と呼ばれてきた血管炎症候群で、気管支炎喘息やアレルギー性鼻炎がみられ、末梢血好酸球増多を伴って血管炎を生じ、末梢神経炎など様々な臨床症状を呈する疾患である。30 ~ 60 歳の女性に好発し、男:女= 4:6 で、日本国内年間新規患者数は、約 100 例と推定されている。難治性血管炎として、指定難病 45。長期生存や生活の質にも課題が多い。中国医学の古典医書「黄帝内経」の健康理念と処方を応用することで、「治未病」の思想で、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症女性患者を指導し、症状改善と生活の質の向上を目指す。
方法
陶氏療法(陶氏陰陽バランス健康法):中国古典医書「黄帝内経」の中国医学治未病理論に基づいて、健康は陰陽バランスの整えた状態を基準し、陰陽の三要素:氣・血・水のバランスを取り戻し、調氣・調血・調水・調心の四調法で、無薬で患者を指導する医学博士陶恵栄が創始した健康法だ。 陶氏療法により、病気を作る生活から健康を作る生活に切り替える指導、施療の度に血圧、体重、体脂肪、内臓脂肪など項目をチェック。
*陶氏療法処方陶氏陰陽バランス健康法(四調)
調心 病気の原因を見つけ、患者の病歴と性格を分析し、黄帝内経の五臓六腑のリズムに合わせ、生活習慣をチェックし、自分で治す方法を身に付ける(早寝早起き・過午不食《夜の断食》など)
調気 漢方精油使用刮痧療法週一回、 漢方アロマ薫蒸指導、 水素ガス吸引毎日60分一回、DENBAマットを就寝時使用
調血 主食は無農薬の発芽発酵玄米ご飯に直し、菜食指導、晩御飯抜き、玄米酵素に切り替え、FFCパイロゲン飲用(900ml/day)
調水 還元水(水素水)毎日1000ml以上飲用を目標し、禁煙禁酒
結果
2022 年 2 月(46 歳)コロナ感染と喘息で入院する。ファイザー新型コロナウイルス治療薬パキロビッド五日投与、喘息が緩和した。7 月中旬から、四肢の熱さと痛み、線維筋痛症と診断された。プレドニゾロン 60㎎投与、退院時には 20㎎、四肢の痺れと痛みが再燃を繰り返し、車いすの生活をした。9 月 4 日、陶氏診療院に週一回診療を開始した。初回施療後、歩行が楽になり、痛みが緩和、翌日長男の運動会も参加し、一緒に走ることができた。その後、痛みが消えた時もある。10 月上旬、風邪で高熱が出た。24 日から三日入院で、MPO-ANCA は 290.0U/ ml( 正常は 3.5 以下 )、好酸球は 7700 / ul(正常は 40-400)で、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)と診断され、ステロイドパルス療法と免疫抑制薬(シクロホスファミドパルス療法など)を併用治療を受け。
22年12 月 MPO-ANCAは 188.7U / ml、好酸球は 235 / ul。23 年 2 月免疫抑制薬終了し、プレドニゾロン 10㎎で外来通院中。5 月から、MPO-ANCA20.8U / ml、好酸球は 38 / ul、正常になった。プレドニゾロンも減量(4㎎)しながら、手足の痺れも緩和、痛みも軽減、車いすをやめた。一人で走れるように回復、肌の艶(つや)が出て、痩せた手足の筋肉も回復中、9 月子どもから感染した風邪(38.5 度熱)も薬なしで乗り越え、現在子どもと遊ぶことも出来、自立できる普通の生活に戻った。
考察
効果的な治療方法ないの難病患者に対して、対症薬治療と中国医学伝統療法の陶氏療法で、患者さんの生活と身体に合う最善治療法とし、減薬しながら、患者の生活の質が向上したことをできた一例だ。
一般演題「検査・行政・未病医療 【16】
黄帝内経の治未病による好酸球性多発血管炎性肉芽腫症患者改善一例報告
○陶 恵栄 1, 2, 3、沈 怡 1, 2, 3
1 陶氏診療院、2 漢方アロマ療養師育成校株式会社、
3 一般社団法人日中消化器内視鏡医療促進協会
目的
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)は、従来アレルギー性肉芽腫性血管炎(AGA)あるいはチャーグ・ストラウス症候群(CSS)と呼ばれてきた血管炎症候群で、気管支炎喘息やアレルギー性鼻炎がみられ、末梢血好酸球増多を伴って血管炎を生じ、末梢神経炎など様々な臨床症状を呈する疾患である。30 ~ 60 歳の女性に好発し、男:女= 4:6 で、日本国内年間新規患者数は、約 100 例と推定されている。難治性血管炎として、指定難病 45。長期生存や生活の質にも課題が多い。中国医学の古典医書「黄帝内経」の健康理念と処方を応用することで、「治未病」の思想で、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症女性患者を指導し、症状改善と生活の質の向上を目指す。
方法
陶氏療法(陶氏陰陽バランス健康法):中国古典医書「黄帝内経」の中国医学治未病理論に基づいて、健康は陰陽バランスの整えた状態を基準し、陰陽の三要素:氣・血・水のバランスを取り戻し、調氣・調血・調水・調心の四調法で、無薬で患者を指導する医学博士陶恵栄が創始した健康法だ。 陶氏療法により、病気を作る生活から健康を作る生活に切り替える指導、施療の度に血圧、体重、体脂肪、内臓脂肪など項目をチェック。
*陶氏療法処方陶氏陰陽バランス健康法(四調)
調心 病気の原因を見つけ、患者の病歴と性格を分析し、黄帝内経の五臓六腑のリズムに合わせ、生活習慣をチェックし、自分で治す方法を身に付ける(早寝早起き・過午不食《夜の断食》など)
調気 漢方精油使用刮痧療法週一回、 漢方アロマ薫蒸指導、 水素ガス吸引毎日60分一回、DENBAマットを就寝時使用
調血 主食は無農薬の発芽発酵玄米ご飯に直し、菜食指導、晩御飯抜き、玄米酵素に切り替え、FFCパイロゲン飲用(900ml/day)
調水 還元水(水素水)毎日1000ml以上飲用を目標し、禁煙禁酒
結果
2022 年 2 月(46 歳)コロナ感染と喘息で入院する。ファイザー新型コロナウイルス治療薬パキロビッド五日投与、喘息が緩和した。7 月中旬から、四肢の熱さと痛み、線維筋痛症と診断された。プレドニゾロン 60㎎投与、退院時には 20㎎、四肢の痺れと痛みが再燃を繰り返し、車いすの生活をした。9 月 4 日、陶氏診療院に週一回診療を開始した。初回施療後、歩行が楽になり、痛みが緩和、翌日長男の運動会も参加し、一緒に走ることができた。その後、痛みが消えた時もある。10 月上旬、風邪で高熱が出た。24 日から三日入院で、MPO-ANCA は 290.0U/ ml( 正常は 3.5 以下 )、好酸球は 7700 / ul(正常は 40-400)で、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)と診断され、ステロイドパルス療法と免疫抑制薬(シクロホスファミドパルス療法など)を併用治療を受け。
22年12 月 MPO-ANCAは 188.7U / ml、好酸球は 235 / ul。23 年 2 月免疫抑制薬終了し、プレドニゾロン 10㎎で外来通院中。5 月から、MPO-ANCA20.8U / ml、好酸球は 38 / ul、正常になった。プレドニゾロンも減量(4㎎)しながら、手足の痺れも緩和、痛みも軽減、車いすをやめた。一人で走れるように回復、肌の艶(つや)が出て、痩せた手足の筋肉も回復中、9 月子どもから感染した風邪(38.5 度熱)も薬なしで乗り越え、現在子どもと遊ぶことも出来、自立できる普通の生活に戻った。
考察
効果的な治療方法ないの難病患者に対して、対症薬治療と中国医学伝統療法の陶氏療法で、患者さんの生活と身体に合う最善治療法とし、減薬しながら、患者の生活の質が向上したことをできた一例だ。
2023-12-17