経絡体操は色々あり、ここで経絡ストレッチ体操を紹介します。

12正経と督脈・任脈は14経絡と言います。上肢に三陰三陽、下肢も三陰三陽、普通のラジオ体操より、経絡を目的にして、14経絡をストレッチ体操をすると、より健康養生になります。

①手三陰経絡のストレッチ

両足肩幅広げ、正立、両手胸の前に指を交差して、持ち上げ、手のひらを反転して、頭上に伸び、両腕耳に揃え、上肢の陰面（内側）の張りを感じたままで、鼻を吸気、口を呼気、六回して、ゆっくり腕を戻し、3秒休憩、四回繰り替えす。

②手三陽経絡のストレッチ

両足肩幅広げ、正立、両手後ろに回し、指を交差して、そのまま持ち上げ、肩甲骨を中心に揃え、上肢の陽面（外側）の張りを感じたままで、鼻を吸気、口を呼気、六回して、ゆっくり腕を戻し、3秒休憩、四回繰り替えす。

③足三陰経絡・任脈のストレッチ

床に座り、両足裏を対面して揃え、両手を足指を補助し、踵を会陰穴へ近付け、背中を伸ばして、上半身を前に倒し、顔を上げる、下肢の陰面（内側）と胸を張って（任脈）の張りを感じたままで、鼻で吸気、口で呼気、六回して、ゆっくり下肢伸ばし、膝を揃え、3秒休憩、四回繰り替えす。

④足膀胱経・督脈のストレッチ

両足揃え、正立、両手胸の前に指を交差して、手のひらを反転して、そのまま上半身を下げる、両膝を伸ばして、目線は床に向かって、両手を床に伸ばす。背中と下肢裏の張りを感じたままで、鼻で吸気、口で呼気、六回して、ゆっくり上半身を戻し、3秒休憩、四回繰り替えす。

⑤足胆経・肝経のストレッチ

両手を上げ、片手を反対側の肩井穴を触り、片手を反対の腕の肘を引っ張り、身体を引っ張り腕の反対側に側弯し、身体の側面（胆経）の張りを感じたままで、鼻で吸気、口で呼気、六回して、ゆっくり身体を戻し、3秒休憩、反対側をして、四回繰り替えす。

⑥足三陰・三陽経絡のストレッチ

椅子を用意して、片手で同側の足の甲を掴み、踵を尻に付け、片側の下肢を上げ、反対側の上肢を椅子に掴み、バランスを保ったまま、膝をできるだけ上げ、下肢の外側（胃経・胆経・膀胱経）、内側（肝経・腎経・脾経）の張りを感じたままで、鼻で吸気、口で呼気、六回して、ゆっくり身体を戻し、3秒休憩、反対側をして、四回繰り替えす。

最後に、両足肩幅広げ、正立、両手を空拳を持ち、帯脈を腹部中心から背中へ叩き、四回繰り替えす。終了。