コロナ感染が減少の中、古い患者さんが続々戻ってきました。嬉しい事と同時に、皆さんの健康意識はコロナ渦により、高くなると感じました。

普通、健康意識は、病気にならないと、なかなか高くならないです。生活の中、いろいろな習慣や環境の影響で、身体の不調が生まれ、初めて病気と出会います。病気にかかった時に、健康意識が高まれば、病気は気づきとして、いいことになります。病気の治療だけで、予防や健康意識が変わらないと、せっかく身体からくれたいい情報も受け取れないで、一生、病気と付き合うことになります。生活習慣病の問題はその代表例でしょう。

戻ってくる患者さんも、数年、十数年会ってないことから、お互いに確認します。私はほぼ変わらない姿を皆さんが実感します。その健康維持の持続性の大事さを、見本として先に見せます。それを見て、再会する患者さんも自信と希望が生まれ、より健康意識が高まるでしょう。

せっかく30分ぐらいの施療で、できるだけ、沢山の情報交換と心の交流も深め、戻ってくる患者さんが付加価値を感じるようにしたいです。来る患者さん自身の健康だけではなく、大事なパートナーや家族（子供・親・兄弟など）の健康指導にも生かして、家族の健康と幸せにつなげたいです。患者さんの健康は、家族の健康と応援が必要です。健康の輪を作れば、心が強くなり、困った時には、一人ではなく、家族の応援で乗り越える可能性も増えるでしょう。

中国医学の哲学的な考えを人生に生かすことは、身体の健康だけではなく、精神でも健全になります。