陶氏診療院

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農耕・文明・環境
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中国の植物考古研究によると、中国100万年の人類歴史、1万年の文化史、五千年の文明史、農耕文明の形成から、中華文明の基礎になりました。

中華独特の農耕文化、特有の農業技術、農産品の加工技術、調理方法とそれを派生した文化、伝統、風俗、考え方と社会構成などを中華文明の限定になりました。

中国植物考古専門家趙志軍研究員のテレビ番組「開講了」に、野生稲から栽培稲の進化、長江黄河文明からの水稲農業、北から小麦の普及、主食は「五穀」になりました。野生稲と栽培稲の炭化された化石により、人類の進化過程、主食の形成歴史も、考古により、解釈されました。

新年、今でも「五穀豊穣」(ごこくほうじょう)の言葉で、豊作を祈ります。「五穀」は、五種類の穀物、中国では稻(米)、黍(きび・稗ひえ)、稷(粟あわ)、麦(小麦)、菽(豆)があり、今でも農耕文化民族の主食になっています。

中国では、南は米で、北は麦です。それぞれの地方の人々は、主食により、体質や性格まで、違いがあります。米は連作障害がないため、安定的な収穫ができ、人々の性格も自然に穏やかになりやすいでしょう。麦などは、米よりそんなに世話しなくてもできる要素で、細かい性格のも欠けても大丈夫でしょう。

趙先生の話は、農耕文化により、人類は自然改造ができ、自然破壊もなります。これから、地球と共に生きるため、自然破壊、環境配慮の生活が、人類の課題として、考えるべきです。
2022-03-14