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科学と風水
カテゴリー 中国医学
科学(分科の学問)は物理学の発展により、人々に物質の世界の認識に扉が開きました。伝統物理学(古典力学)は物質の概念が科学的の解明し、物質(物)は見える形で、皆さんの前に表して、ニュートンの万有引力から、宇宙の現象を説明しました。

19世紀末の最初の素粒子発見以来、量子物理学(量子力学)素粒子の世界の研究が進めば進むほど、物理学者は、『自然は、それがいかに複雑に見えても、その究極においては非常に単純である』という確信をますます深めてきて、20世紀の科学の生み出した偉大な成果は自然力の4つの力です。教科書には素粒子間に働く相互作用には強い力、弱い力、電磁気力および重力の4種類があります。

しかし、生物を研究するのなか、ニュートンの万有引力や素粒子の4つの力でも解決できない現象がたくさんあり、第五の力の話題も出ました。いろいろな表現があり、最も分かりやすいのは「場の力」でしょう。4つの力より小さい、しかし、4つの力と違います。停止中の「場の力」は無視しても大丈夫ですけど、動いたら、想像超えるエネルギーを発生します。中国語で、「場の力」は撓場、氣場*とも言います。科学の物質から精神領域への研究に入り、第三科学と言われ、情報物理学でしょう。

「場の力」は中国の風水が思い出します。「風水」の語源は、晋代の郭璞(かくはく)[276~324]による「葬書」の中に「気乗風則散 界水則止 古人聚之使不散 行之使有止 故謂之風水」(気は風に乗れば則ち散り、水に界せられば則ち止る。古人はこれを聚(あつ)めて散らせしめず、これを行かせて止るを有らしむ。故にこれを風水と謂う。)風水言った力も、物質間の関係の4つの力とは違います。動くと止まるの影響で、人々の生活、健康、運勢まで左右します。まるで、風水と言った先人たちは、今の人々の世界の見方が優れたらしいです。

現代科学の研究を、物質から精神へ、見える物質から、見えない世界への発展は、世の中の現象はより分かりやすい説明とよりよい応用ができるでしょう。先人に超えないことは不思議で仕方がないです。

*撓場:torsion field(トーションフィールド・ねじれ率場)とは、測定された空間にある物質を構成する素粒子の量子スピン(回転場)によって、質量のないエネルギーの発散を引き起こし、光速よりも速く情報を運ぶことが可能である、というエネルギー理論である。
2021-05-22