陶氏診療院

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恩師の他界
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5月5日、父からの知らせで、私が以前上海で務めていた病院の恩師、季龍榮漢方(女)先生が91歳で他界しました。

季先生は漢方専門医、上海曙光医院(漢方専門病院)定年後、私が務めている病院の漢方外来で、勤務されていました。季先生の故郷は妻の故郷と同じで、南通でした。その縁で、病院にいる時も、海外留学することも、日本に来て、難病や奇病の患者があった時も、いつも季先生に相談して来ました。私の医療従事することを支えて下さった恩師でした。

三年前、上海に帰省した時、妻と子供達を連れて先生の自宅を訪ねた時は、高齢の先生は腰痛で、昼でも寝ていました。その場でカッサーをして差し上げ、ベットから解放された季先生がとても喜んでいました。

最近、上海へ帰省できない、私の両親も変わりに定期的に季先生の自宅を訪問して、季先生は私のことをいつも称賛して、両親も季先生に感謝して、楽しい交流をさせていただきました。

91歳、上海の平均寿命を超えました。季先生は若い時、メニエール病で、船や飛行機の移動もできないほど、弱かったです。漢方の力で、中年後、地方でしていた同窓会にも参加できるようになり、本当は北海道に来てほしかったけど、高齢のご主人の世話で、なかなか上海から離れられなく、数年前、ご主人も90過ぎで、自宅で看取りました。たくさんの学生を送った季先生は、幸せな人生でした。

葬儀には、両親に代表してもらい、献花と御霊前を差し上げ、先生に最後の別れを送りました。ご冥福をお祈り致します。今までの指導、感謝いたします。
2021-05-12