北海道元気まつり2013、医療セミナーで講演した響きの杜クリニック院長、医学博士西谷雅史先生が、「自己治癒力発揮のためのレシピ」の講演で、 プラセボ効果と自然治癒力を語りました。

西洋医学では、人々の自然治癒力を認めない考えです。しかし、全ての薬の研究結果で、矛盾のデータがあります。それはプラセボ効果です。

プラセボ（placebo、ラテン語で、「私は喜ばせる」の意）、日本語で偽薬と言います。偽薬は、本物の薬のように見える外見をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬の事であり、成分としては、少量ではヒトに対してほとんど薬理的影響のないブドウ糖や乳糖が使われる事が多いです。プラセボ (placebo)は、広義には「薬」以外にも、本物の治療のように見せて実質上の治療の機序が含まれないあらゆる治療手段を指すため、厳密にはより広い意味の言葉であります。

偽薬効果（ぎやくこうか）、プラセボ効果（プラシーボ効果）とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言います。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われる事もあり、原病やその症状自体の改善というよりは、「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感の方が目的となる事もあり、このような単なる安楽は通常偽薬効果には含まれないが、その区別が難しい事もあります。

全ての薬の研究で、試験薬と同じ効果の傾向が現すプラセボ効果、西洋医学では、説明が出来ないです。人々の精神活動から、身体への影響も確実に測定がない西洋医学中、プラセボ効果の真実を避けています。実はそのプラセボ効果は、患者が効果ある薬と思って、良くなることを暗示かけて、薬を使用し、本物の薬がなくても、その暗示心理、薬を使用した行為が、身体を修復へ導き、患部が回復になる自然治癒力です。プラセボ効果も自然治癒治癒力の効果でしょう。
西谷雅史先生の講演を聴いて、プラセボ効果は薬と同じ効果がなくても、薬の副作用がない点で、大いに活躍余地があると思います。