2021年3月17日、第92回目の「中国国医節」を迎えました。中国国内で、今回新型コロナウイルス流行に大いに役に立つ伝統医学の中国医学、報告会、勉強会、講座、小さなブームが起こりました。

3月17日「中国国医節」の定めは、中国医学を排除することのきっかけでした。1929年国民党政府の衛生機構（日本の厚生労働省）から、旧医（中国医学）排除案を提出し、さらに旧医学校廃止案も教育部へ提出しました。その案を提出した人物は、日本留学した余雲岫、中国医学は巫術とし、人殺しの主犯、排除しなければならないと主張しました。

同年２月、上海の「新聞報」は、そのニュースを掲載し、全国に反響があり、中国医学の従事者が、これまでにない団結で、排除廃止に反対する運動が始まりました。全国40団体代表から、対策を考え、3月17日、医薬団体の全国会議を開催決定しました。

当日、全国の17省242団体、281名代表から、上海に集まり、全国医薬代表大会を開催しました。スローガンは「中医提唱文化侵略を防ぐ」、「中薬提唱経済侵略を防ぐ」、「中医排除反対」、「中国医薬万歳」でした。
大会で、「全国医薬団体総連合会」を設立、政府に請願し、全国の商工総会、中華国貨維持会、医薬新聞報館、南洋華僑代表なども電報で、政府に国医残すよう請願しました。同時に、全国の国民からも声援をいただき、国民政府は驚いて、生産団を受け、衛生部は中国医学に別視しない、案を通過しても、実施しない、中国医学は国医と改称し、「中医学社」を設立させました。

その抗争勝利を記念して、医学界は3月17日を「中国国医節」と設定しました。