陶氏診療院

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新型コロナウイルス流行の行方(黄帝地母経より)
カテゴリー 中国医学
今年の干支は庚子(かのえね)です。これは十二支と十干とを組み合わせた干支です。この十干十二支(じっかんじゅうにし)が、本来の干支です。60年で一巡します。

中国では、庚子年(37番目の年)は様々な災厄が起こる年と考えられています。(参考:中国医学の始祖とされた黄帝が約4500年前に記した『黄帝地母経』に、60年に一度訪れる「庚子の年」について、漢詩で以下のように書かれている。

「庚子年 太歳庚子年 人民多暴卒 春夏水淹流 秋冬頻飢渴 高田犹及半 晚稲无可割 秦淮足流蕩 吴楚多劫奪 桑葉須後賤 蚕娘情不悦 見蚕不見糸 徒労用心切 卜曰. 鼠耗出頭年,高低多偏頗。 更看三冬里,山頭起墓田」(庚子の年では、沢山の庶民は突然な事件で死ぬでしょう。春、夏には洪水、秋、冬になると頻繁に飢餓と干ばつで辛抱するでしょう。高地の畑の収穫はいつもの半分以下、晩稲の収穫がほぼなくなるでしょう。秦岭と淮河地区水害と鉄砲水が多い、長江下流地区は強盗犯罪多発でしょう。桑の葉は値下がり、養蚕の農家は喜ばない、カイコ(蚕)を飼っても、生糸(絹)がでない、苦労してもその繭(まゆ)がつくれないでしょう。ネズミが多い、収穫により貧富の差が激しい、特に富裕の三か月、山の上に墓が増えるでしょう。)

二年以上今の流行が続くから、自分の環境を整えて、免疫力を上げて、辛抱して、流行を乗り越えましょう。
2020-08-05