陶氏診療院

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北京の新たな新型コロナウィルス感染者の意味
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中国北京新型コロナウィルスの感染者が相次いで見つかっている、世界一、二のレベルの市場(新発地市場)の鮮魚卸売販売コーナーに、輸入サーモンを切ったまな板の表面に新型コロナウィルス検査を行なったところ陽性でした。ウィルスの種類検査の発表で、今ヨーロッパで流行しているタイプで、中国武漢流行しているウイルスと違います。

サーモンそのものが新型コロナに感染して病原体を保有しうることを証明するものではなく、食品の表面やまな板がウィルスに汚染されていた可能性が高いということで、新型コロナの感染ルートの研究に、とても価値ある事例で、有効に展開を期待しております。

6月13日に北京市の記者会見において、新型コロナ感染の確定診断を受けた4名の患者はすべて新発地市場と関連があったことが明らかにされたから、新発地で働く職員に対して自発的にスクリーニング検査を行なったところ、45名から陽性反応が出た。もう1つの食品市場でも新発地の濃厚接触者1名から陽性反応が出たため、無症状の46名も“厳密な管理”のもとに置かれたほか、現地の従業員と関係者8186件咽頭部粘液検査、今まで検査終了した5803件は陰性でした。さらに、周囲の住民も4.6万人、ウイルス核酸検査を実施、全部で今は10881人(13日まで)検査しました。検査目標人数は35.5万人。

徹底的に検査と追跡、必要な隔離措置は、感染症をいち早く鎮静化する原則です。中国は武漢の経験を生かして、早く新型コロナウィルス流行第二波を収束するモデルをつくり、新型ウィルス流行のルートも確認し、これからの第二波、第三波を積極的に防ぐことで、世界に新型コロナウィルス流行を早く乗り越えるのに貢献できるでしょう。
2020-06-18