陶氏診療院

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人間の常識、動物の非常識⑥病気になったら病院へ行く
カテゴリー 生活の知恵
10年前の話です。当時友人の娘Wさんが小学校四年生の時、夏休みの「町の名人を探す」の宿題として、Wさんが3人の同級生を診療院に連れてきました。

Wさんは私を「健康名人」として、同級生に紹介しました。

せっかく「健康名人」と言われ、何とか健康常識を子供に教えたい気持ちで、皆さんに話をしました。

先ず質問をしました。人間が病気になったら、どうしますか?四人すぐ手が挙がりました。答えは「病院へ行きます。」

私はがっかりしました。自分の質問の出し方が良くないから、今度質問を変えて聞きました。動物が病気になったら、どうしますか?四人はまたすぐ手が挙がりました。答えは「動物病院へ行きます。」

やられました。再度質問を変えて、野生動物が病気になったら、どうしますか?そうすると、四人が誰も手が挙がらないです。

やっと私の出番が来ました。本来、動物が病気になって、自然治癒力で治すのは普通です。昔から、風邪を引いた時、生姜汁を親が作って飲みます。馬がお腹があたった時、治す草を探して食べます。自然界で自然治癒力とのことを話して、普段、病気にならない身体を作り、病気になっても、病院行く前、先ず自分で治り方法を試したほうがいいと教えました。

子供が、「病気になったら病院へ行く」との人類の常識を覚えて、動物の常識を忘れることに成りました。少し社会貢献ができることで、「健康名人」に相応しいミニ講習が出来た気分です。
2013-12-22