陶氏診療院

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日本の医者と中国の医生の違い
カテゴリー 生活の知恵
日本の臨床医は医者と呼びます。古代中国から医学を学び、難しい陰陽五行理論と哲学を簡略して、優れた技術(漢方・鍼灸・マッサージ)を受け継ぎ、日本の風土に合う伝統医学を発展し、医療技術も近代西洋医学の内容も加えて、技術の向上はめまぐるしく上達しました。日本の臨床医は医療に携わる人の総称として、イメージと内容から見ると見事と思います。

中国では、古代「医者」の言葉もあるけど、近代は「医生」や「大夫」と呼びます。漢字で見てみましょう。「生」は生命の略語で、生命にトラブルを解決するため、医療を行います。目的は医療技術の応用ではなく、生命を生かす医療をどう行うかです。中国医学では、技術はあるけど、その前に、生命に対して考えるのは重要です。「夫」は家庭の支える人、その前に「大」を入れて、尊敬の気持ちを十分伝えます。

名称から見ると、日本の医者の名称は医療技術を使う人のイメージで、中国の医生(中国医学の先生)は生命を守るため医療に携わるのイメージです。

私は日本の医者免許を取っていない、医学博士の学位しか獲得していませんでした。日本の医者ではないです。中国の医師免許を持っています。そのため、医生と呼ばれたら嬉しいです。医療技術より命へのアプローチをするのは、今の陶氏診療院の内容と目標です。
2015-12-25