陶氏診療院

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西洋医学の最高受賞
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2015年のノーベル医学・生理学賞の発表は10月5日スウェーデンのカロリンスカ研究所で発表しました。今年のノーベル医学・生理学賞スウェーデン800ドル賞金の半分は中国籍でマラリアの治療法開発に貢献した屠呦呦(トゥヨウヨウ・84)博士に贈呈し、ほかの半分はアイルランド出身のウィリアム・キャンベル薬学者と日本の大村智氏(80)二人で分配します。

今回の医学・生理学賞は西洋医学の世界貢献の代表内容です。西洋科学技術のおかげで、マラリア、線虫、寄生虫、オンコセルカ症の感染やリンパ系フィラリア症(象皮症)の特効抗寄生虫薬、抗生物質の研究と応用により、億単位の人々が死亡や後遺症から解放されました。

中国の屠薬学者は、中国医学の古代の漢方処方から薬草から世界三大感染症に数えられるマラリア治療に効果があり、後にアルテミシニンと呼ばれる成分の抽出に成功しました。

大村教授はさまざまな微生物が作る抗生物質などの探索を進める中で、静岡県内の土壌から分離された微生物が生産するエバーメクチンを発見しました。キャンベル氏は、大村さんと共に寄生虫が原因となる感染症の治療に貢献したとして受賞の選ばれた理由です。

漢方の薬草や土壌の微生物から生産する物質、自然に制御の傑作で、もっとも大自然の宝物です。いろいろな感染症の治療に貢献する西洋医学はこれで頂点になるでしょう。

人類は感染症を乗り越えた後、生活習慣病の試練が待っています。今度生活習慣病を乗り越えるノーベル医学・生理学賞を期待します。きっと予防医学の領域で貢献できる人でしょう
2015-10-06