陶氏診療院

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医療は福祉か?ビジネスか?
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医療は人類の共通問題です。しかし、医療制度には各国の対応は違います。

医療費は国が全額負担する、医療は福祉の一つとして国民の負担をかけない国は今のロシア、キューバなど社会主義の国です。

中国では、社会主義と言っても、医療負担は国と個人、全額個人負担三パターンがあります。

資本主義の日本やアメリカなど、医療は保険の形で、保険加入者は国と個人をそれぞれ割りで負担します。保険未加入者には全額自己負担です。しかし、個人病院では、ビジネスとして管理を賄うです。病院は福祉の制度で、ビジネスの形で経営しております。

ヨーロッパやニュージーランドやオーストラリアなどの国は、医療を福祉として、極力国民の負担を最低限に抑えます。

それぞれの環境で、医療の発展が違ってきます。ビジネス要素が多い国には、医者と患者のトラブルが多いです。当然のことでしょう。

しかし、命を関わることだから、ビジネスの要素を最低限にして欲しいです。一方的な発想ですけど、資本主義の現代社会には、その理想的な考えは夢みたいです。それにしても、自分はできるだけ、患者さんへのサービスはビジネスを考えないように、日々努力しかないです。

写真:中国古代御医の薬局前の掛け軸「但願世間人長寿 不惜架上薬生塵」(世間の人々を長寿に願い、クスリ棚の上にチリを積もっても構わない)
2015-07-07