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ファーウェイ、三進法コンピューティングの新特許を登録
カテゴリー その他
3月22日、中国のファーウェイ(Huawei)は特許番号CN119652311Aにおいて、新しい三値論理ゲート回路を公開しました。これは従来の三進法ではなく、「対称三進法」(-1、0、+1)を用いたバランス型コンピューティングアーキテクチャです。
世界初の三進法コンピュータ「Setun(セチューン)」は、1958年にモスクワ大学のセルゲイ・ソボレフとニコライ・ブルセンツフのチームによって開発されました。しかし当時は技術的課題が多く、二進法を採用したコンピュータに主流の座を奪われる結果となりました。
ファーウェイの三進法技術で特筆すべきは、その電圧マッピング方式です。「0」を0V、「+1」を1.65Vとし、「-1」を3.3Vとして+1の反転状態を巧みに表現。この設計により、論理ゲートのトランジスタ数を40%削減可能で、動的消費電力は二進法回路の3分の1に抑えられるとされています。
さらに注目されるのは、この対称三進法が量子コンピューティングとの親和性です。(-1、0、+1)の論理体系は量子重ね合わせ状態と自然に互換性があり、特許には量子三進インターフェース設計も含まれています。これにより、将来の量子攻撃への耐性強化や、量子誤り訂正コストの60%削減が期待されています。
現代の二進法主流時代において、三進法への移行には時間を要するでしょう。しかし技術革新が加速する中、中国ファーウェイは省エネルギー時代を見据え、実用化に向けた第一歩を着実に進めています。
世界初の三進法コンピュータ「Setun(セチューン)」は、1958年にモスクワ大学のセルゲイ・ソボレフとニコライ・ブルセンツフのチームによって開発されました。しかし当時は技術的課題が多く、二進法を採用したコンピュータに主流の座を奪われる結果となりました。
ファーウェイの三進法技術で特筆すべきは、その電圧マッピング方式です。「0」を0V、「+1」を1.65Vとし、「-1」を3.3Vとして+1の反転状態を巧みに表現。この設計により、論理ゲートのトランジスタ数を40%削減可能で、動的消費電力は二進法回路の3分の1に抑えられるとされています。
さらに注目されるのは、この対称三進法が量子コンピューティングとの親和性です。(-1、0、+1)の論理体系は量子重ね合わせ状態と自然に互換性があり、特許には量子三進インターフェース設計も含まれています。これにより、将来の量子攻撃への耐性強化や、量子誤り訂正コストの60%削減が期待されています。
現代の二進法主流時代において、三進法への移行には時間を要するでしょう。しかし技術革新が加速する中、中国ファーウェイは省エネルギー時代を見据え、実用化に向けた第一歩を着実に進めています。

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