陶氏診療院

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お酒と薬
カテゴリー 中国医学
まったくお酒は飲めない患者が末期がんになり、上海にいる同級生と話したら、北海道旭川産の日本酒獺祭を毎日30-50mlを飲んでください。最初はちょっと戸惑いました。しかし、よく考えると、酒は米の真髄を濃縮した漢方として使われた薬で、病気のためには、使用することもありでした。

実は、私もお酒が飲めないです。昨年、上海で同級生と一緒に食事をする時、日本酒を勧められました。最初は断ったけど、絶対大丈夫と言われ、新鮮なにんにくを細かく刻んで、酒に入れました。透明の日本酒は、真っ白になり、しばらくすると、細かい気泡が落ち着きました。飲むと、酒の味で、口には酒の刺激がありました。恐れながら、少しずつ、何口か飲みました。特に顔の赤面や、心臓がドキドキすることはなく、翌日気持ちが悪くなる下肢の症状も出なかったです。お酒は飲めない方も、お酒の飲み方により、飲めるかもと体験しました。
今回は、患者も気にしながら、飲んでもらいました。案外、身体は抵抗しなくて、三日間が飲みました。赤面もなく、動悸も出なくて、変わることは、便通が良くなり、硬くない便が回数多く出ました。本人は食べるより出ているといいました。

今、診療院で勧めた主食は発芽発酵玄米ご飯です。その処方が2000年前の中国医書「黄帝内経」中の処方で、発酵玄米ご飯は、さらに発酵が進むと、酒になります。今食べたご飯は酒になる前の段階でした。美味しい主食の玄米ご飯は、酒づくりの一部かもしれないです。食のエネルギーの変化、奥が深いです。お酒は飲みすぎはいけないけど、薬として使用するのは、ありと言うことでした。お酒が飲めない私は、納得しました。
2020-05-02