陶氏診療院

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仕事納め
今年の診療院の仕事納めは31日でした。この日は3人の患者さんの予約がありました。

その中のお一人は70代の女性で、10年ぶりに来院されました。今回で8回目の施術になります。

診断名は右手手根管症候群、正中神経麻痺、手根管開放術後、正中神経剥離術、屈筋腱鞘切除術です。この患者さんはこれ以上手術を受けたくないとのことで、現状を維持することを目指して治療しています。10年前にも同じ診断で治療を行い、かなりの改善を経験されていた方です。施療後は「体がぽかぽかしてきた」とのことでしたので、次回の予約を1月3日に取りました。

もうお一人は乳がんの患者さんで、試験的に抗がん剤治療を受けた後、副作用のため治療を中止されました。自然療法に切り替えた結果、乳がんを乗り越えることができ、まさか新年を迎えられるとは、と感激されていました。私も一緒に喜びを分かち合いました。

三人目は小樽在住の50代の男性です。この方は仕事のストレスと北海道の寒さの影響で、高血圧と極度の冷え性に悩んでいました。12月中は定期的に施療を受けていただき、そのおかげで手足がかなり温まるようになったと喜ばれていました。

患者さんにとって、正月は身体を整える良いタイミングのようです。私たちも診療を通して少しでもお役に立てることが嬉しく思います。診療院の初年度、大晦日には26名もの患者さんを迎えた記録が残っています。サービス業として、患者さんの要望に応えることが大切だと改めて感じます。

今年最後に診療に来られた患者さん一人一人が、良い新年を迎えられるよう心より願っています。
2025-01-01