陶氏診療院

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日本の曜日と陰陽五行(2-2)
カテゴリー 中国医学
五行の内容の漢字を覚えてから、内容の意味も知ってたら役に立ちます。

一年の季節の流れの順で覚えやすいです。

春は木に属し、肝臓を代表します。夏は火に属し、心臓を代表します。長夏は土に属し、脾臓を代表します。秋は金に属し、肺(臓)を代表します。冬は水に属し腎臓を代表します。

四季の流れは、それぞれ五行と五臓の流れ、促進・相乗関係です。

例えば春の次は夏、木が燃えれば火になる、春に肝臓を十分養生すれば、夏の時、心臓はとても調子がいいです。反対に、春に肝臓を損傷(お酒・薬・睡眠不足)すれば、夏になると、心臓にはとても苦しくなります。肝臓は心臓の「親」になります。「親」の病気は「子」に影響します。心臓病の治療は、心臓だけではなく、時には「親」である肝臓の問題も考えなければならないです。

更に知って頂きたいのは五行の相克関係です。相克とは、抑える、抑制の意味です。木は土を掘り出せる、土は水の流れを止める、水は火を消せる、火は金を溶かす、金は硬い木を切る、それは五行の相克関係で。五行は相乗と相克の関係で、良いバランスを守りながら、健康を調節しております。

例えば、怒った後、木に属する肝臓の「氣」が上がりすぎ、土に属する脾臓を抑えすぎます。その時、脾臓の働き消化機能が低下して、食欲不振、消化不良を引き起こします。消化促進治療より、怒った原因を解消する方が効果が早く出ます。

陰陽五行を勉強すると、身体のことを理解しやすく、健康維持もしやすいです。

次回のラジオ生放送は1月15日の14:00-16:00です。FM81.3MHzさっぽろ村ラジオの電波を通じて、会いましょう。
2014-12-14