▼陶氏療法バックナンバー
2025-12-10
中国医学と哲学①
2025-12-02
量子療法の威力骨軟部腫瘍(肉腫)
2025-11-26
植物の入退院
2025-11-11
健康意識の若年化(胃腸弱い)
2025-10-29
陶氏療法中の量子療法技術 その一:刮痧(カッサ)
2025-10-24
朗報:乳がん消失
2025-10-21
医療の目的
2025-10-12
施療後の感想にみる生命の調律― 未病学エッセイ ―「子宮筋腫」,「不整脈」,「糖尿病」
2025-10-02
DENBAマットの実験
2025-09-28
耳石症
2025-09-26
病気の原因
2025-09-24
入浴剤の発汗作用と寒気への対応(風邪予防&治療)
2025-09-14
食事療法の主役~自宅で作る発芽発酵玄米ごはん~
2025-09-12
患者さんの要望
2025-08-27
生命力と治療効果(左耳下腺腫瘍)
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中国医学と哲学①
カテゴリー 陶氏療法
哲学が三本柱で世界と人間を理解しようとしてきた核心です。
① 宇宙はどう生まれたか —— 存在論(Ontology)
存在論は「存在とは何か」「世界は何から成り立っているのか」を問います。
西洋哲学
古代:万物の根源(アルケー)は何か(水・火・原子など)
近代:物質か精神か(デカルトの二元論)
現代:ビッグバン、量子真空、時空そのものが存在の基盤
中国哲学
道家:「有は無から生じる」
易・太極:「無極 → 太極 → 陰陽 → 万物」
世界の本源は「物」ではなく、「生成のプロセス」
「宇宙はどう生まれたか」=存在そのものの起源を問う存在論
② 世界の本質は何か —— 認識論(Epistemology)
認識論は「私たちは世界をどのように知るのか」を問います。
西洋哲学
プラトン:感覚は影、真理は理念
カント:世界そのものは認識できず、認識の枠組みが世界を形づくる
現代科学:観測者が結果に影響する(量子論)
中国哲学
「形而上者謂之道、形而下者謂之器」
見える世界(象)と見えない本質(理・気),知識よりも体得・直観・調和
「世界の本質は何か」=私たちが捉えている世界は真実か、投影か、関係性か、という認識論
③ 人はどう生きるべきか —— 価値論(Axiology)
価値論は「何が善で、何が正しく、美しいか」を問います。
西洋哲学
アリストテレス:徳に基づくよい生
ストア派:自然に従って生きる
実存主義:意味は自ら創る
中国哲学
儒家:仁・義・礼・智・信と和
道家:無為自然
中国医学:自然・社会・身体の調和こそ善
「人はどう生きるべきか」=存在と認識を踏まえた上での価値の選択
④ 三つは別々ではなく「一本の流れ」
ここが最も重要な点です。
存在論:世界は何でできているか
↓
認識論:その世界をどう理解できるか
↓
価値論:その理解に基づき、どう生きるか
宇宙が「分離した物質の集合」なら → 競争の倫理を誕生
宇宙が「つながった生成過程」なら → 調和の倫理を生まれ
世界観(存在)× 認識の仕方 × 生き方は必ず連動します。
⑤ 哲学とは、「世界の成り立ちを知り(存在論)、その捉え方を正し(認識論)、それにふさわしい生き方を選ぶ(価値論)、人類の知恵体系である」
私は中国医学・量子・陰陽・未病という視点で語ってこられた内容は、まさにこの三領域を分断せず統合している哲学です。
① 宇宙はどう生まれたか —— 存在論(Ontology)
存在論は「存在とは何か」「世界は何から成り立っているのか」を問います。
西洋哲学
古代:万物の根源(アルケー)は何か(水・火・原子など)
近代:物質か精神か(デカルトの二元論)
現代:ビッグバン、量子真空、時空そのものが存在の基盤
中国哲学
道家:「有は無から生じる」
易・太極:「無極 → 太極 → 陰陽 → 万物」
世界の本源は「物」ではなく、「生成のプロセス」
「宇宙はどう生まれたか」=存在そのものの起源を問う存在論
② 世界の本質は何か —— 認識論(Epistemology)
認識論は「私たちは世界をどのように知るのか」を問います。
西洋哲学
プラトン:感覚は影、真理は理念
カント:世界そのものは認識できず、認識の枠組みが世界を形づくる
現代科学:観測者が結果に影響する(量子論)
中国哲学
「形而上者謂之道、形而下者謂之器」
見える世界(象)と見えない本質(理・気),知識よりも体得・直観・調和
「世界の本質は何か」=私たちが捉えている世界は真実か、投影か、関係性か、という認識論
③ 人はどう生きるべきか —— 価値論(Axiology)
価値論は「何が善で、何が正しく、美しいか」を問います。
西洋哲学
アリストテレス:徳に基づくよい生
ストア派:自然に従って生きる
実存主義:意味は自ら創る
中国哲学
儒家:仁・義・礼・智・信と和
道家:無為自然
中国医学:自然・社会・身体の調和こそ善
「人はどう生きるべきか」=存在と認識を踏まえた上での価値の選択
④ 三つは別々ではなく「一本の流れ」
ここが最も重要な点です。
存在論:世界は何でできているか
↓
認識論:その世界をどう理解できるか
↓
価値論:その理解に基づき、どう生きるか
宇宙が「分離した物質の集合」なら → 競争の倫理を誕生
宇宙が「つながった生成過程」なら → 調和の倫理を生まれ
世界観(存在)× 認識の仕方 × 生き方は必ず連動します。
⑤ 哲学とは、「世界の成り立ちを知り(存在論)、その捉え方を正し(認識論)、それにふさわしい生き方を選ぶ(価値論)、人類の知恵体系である」
私は中国医学・量子・陰陽・未病という視点で語ってこられた内容は、まさにこの三領域を分断せず統合している哲学です。
2025-12-10



