陶氏診療院

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ドクター陶の健康コラム・連載・vol.59 年齢の目標
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高陽社の月間コーヨーライフ2024年十二月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。

年齢の目標

2024年12月29日、兵庫県芦屋市に住む世界最高齢の116歳、糸岡富子さんという方が老衰で亡くなりました。
また2023年12月12日には、大阪府柏原市の巽(たつみ)フサさんが、やはり116歳で亡くなっています。ちなみに、フランスのジャンヌカルマンさんという方が122歳で1997年8月4日に亡くなって以降、ギネス世界記録における長寿記録は120歳を超えたことはありません。

人類の寿命は、一般に120〜125歳が限界と考えられています。これは誰にとっても変えることができません。しかし、体内年齢、血管年齢、心理年齢を含めたさまざまな側面から、日々の環境改善や養生、適切な訓練によって、実年齢より若く保つことは可能です。

現在の電子体重計では、体内年齢がよく表示されます。理想的な健康状態を目指すなら、実年齢よりも20歳若い体内年齢を目標にすると良いでしょう。例えば、60歳の方が体重計で40歳と表示されれば、それは大きな達成であり「おめでとう」と言いたくなります。

先日、統合医療の学会に参加した際、自分の左薬指の血管を機械で観察しました。私は担当者から「高校生並みの血管形状」と評価され、静脈の血管年齢について実年齢よりも40歳も若いと確認されました。この結果には大いに満足しました。なお、体重計に表示される体内年齢は36歳で、自己基準に近い数値を維持しています。また、化粧品売り場などで血管年齢を測定した際も、実年齢より若い結果が出ることが多く、自信に繋がっています。

人生には目標が必要です。さまざまな角度から健康状態を確認し、自身の血圧や体重、日々の体調を簡単にチェックする習慣をもつことで、健康寿命120歳という目標に向かって進むことができるでしょう。その道のりを楽しみ、「自慢」もしながら、自分なりの健康人生を歩んでいきます。
2025-02-04