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 企業寿命と健康寿命
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 第七回 北海道中国工商会 総会・セミナー・懇親会
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 霜降と紅葉
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 枯損率20%から0.3%へ ― FFCが海岸防災林復興に貢献!
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 70代の訃報
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 先輩たちの成功体験に学ぶ~教育と人生の可能性を語り合う会
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 北海道大学散策とクジラについての学び
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 日本の100歳以上人口、過去最多の9万9763人に ~55年連続増加~
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 朝ドラが好きな理由
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 日本国内報道の違和感
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 宰相と首相
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  日本人の世界動向傾向
カテゴリー 日本
先日、「在留邦人が多い世界の都市」ランキングのニュースを見ました。2位は「バンコク(5万1407人)」で、1位はロサンゼルス都市圏(6万4457人)でした。私は記事のタイトルを見たとき、1位は中国の上海だと思いましたが、実際には上海は4位(3万7315人)で、3位はニューヨーク都市圏(3万7414人)でした。ちなみに、つい先日訪れたサンフランシスコ都市圏は11位(2万401人)でした。
上海が1位だと思ったのは、戦前には上海に多くの日本人がいたためです。
戦前の日本人の人口は急速に増加し、江戸時代末期には約3,400万人だったのが、明治7年(1874年)には3,500万人、明治45年(1912年)には5,000万人を超え、1937年12月には7,000万人を超えました。1937年の中国の人口は約4億7,900万人でした。私の父は日本人の母と中国人の父を持ち、兄と弟5人と共に東京から上海に移住し、上海の第10国民小学校に通っていました。ちなみに、現在の上海には日本人学校が2校しかありません。
日本人学校が2校しかないにもかかわらず、日本人が約3万7千人もいることから、戦前の上海には10万人を超える日本人*がいたことは間違いないでしょう。
現在の日本の人口は約1億2,500万人で、戦前の人口のほぼ倍ですが、海外に住む日本人は約129万人で、戦前よりも少ない(半分以下)です。このことから、日本と海外の交流は以前よりも減少していることがわかります。これは日本の未来の発展を考えると、あまり良いことではないと思います。
日本の未来のためには、もっと多くの日本人が海外へ行き、しっかりと交流することが必要ではないでしょうか。
*1945年8月半ばにおいて,海外には総数330万人以上の日本人(ほぼ同数とされる軍隊を除く)が在留していた。中国(「満洲」を除き,ヴェトナム北部と台湾を含む)には全海外在留者の約3割,100万人以上が在留し (厚生省引揚援護庁『引揚援護の記録』1950など多数の記録や著作があり,それぞれに微妙な数字の違いがある),そのうち,約10%が上海と長江中下流域に住んでいた。アジア・太平洋戦争終結時の上海在留日本人数は,1943年・44年には10万人を突破していて,37年日中戦争開始直前の,実に約4倍を記録していたのである (高綱博文・陳祖恩編,2000年,p.86)。(前田輝人修士論文より)
        上海が1位だと思ったのは、戦前には上海に多くの日本人がいたためです。
戦前の日本人の人口は急速に増加し、江戸時代末期には約3,400万人だったのが、明治7年(1874年)には3,500万人、明治45年(1912年)には5,000万人を超え、1937年12月には7,000万人を超えました。1937年の中国の人口は約4億7,900万人でした。私の父は日本人の母と中国人の父を持ち、兄と弟5人と共に東京から上海に移住し、上海の第10国民小学校に通っていました。ちなみに、現在の上海には日本人学校が2校しかありません。
日本人学校が2校しかないにもかかわらず、日本人が約3万7千人もいることから、戦前の上海には10万人を超える日本人*がいたことは間違いないでしょう。
現在の日本の人口は約1億2,500万人で、戦前の人口のほぼ倍ですが、海外に住む日本人は約129万人で、戦前よりも少ない(半分以下)です。このことから、日本と海外の交流は以前よりも減少していることがわかります。これは日本の未来の発展を考えると、あまり良いことではないと思います。
日本の未来のためには、もっと多くの日本人が海外へ行き、しっかりと交流することが必要ではないでしょうか。
*1945年8月半ばにおいて,海外には総数330万人以上の日本人(ほぼ同数とされる軍隊を除く)が在留していた。中国(「満洲」を除き,ヴェトナム北部と台湾を含む)には全海外在留者の約3割,100万人以上が在留し (厚生省引揚援護庁『引揚援護の記録』1950など多数の記録や著作があり,それぞれに微妙な数字の違いがある),そのうち,約10%が上海と長江中下流域に住んでいた。アジア・太平洋戦争終結時の上海在留日本人数は,1943年・44年には10万人を突破していて,37年日中戦争開始直前の,実に約4倍を記録していたのである (高綱博文・陳祖恩編,2000年,p.86)。(前田輝人修士論文より)
 2024-06-09
  


    
