▼バックナンバー
2024-11-04
財界さっぽろ:予防医学最先端
2024-11-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.56 痛みの陰陽
2024-10-08
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.55 経営と認識の次元
2024-09-04
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.54 平均寿命と成功者の望み
2024-08-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.53 否定の言葉 肯定の言葉
2024-07-15
陶恵栄陶氏診療院院長が「デ・アウネさっぽろ」で特別講演
2024-07-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.52 植物の感情
2024-06-05
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.51 流水不腐 戸枢不蠹
2024-05-17
中国医学経絡理論と漢方医学に基づいた 独立開業を目指すスクール
2024-05-03
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.50 健康な日光浴の陰陽
2024-04-03
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.49 健康の加減
2024-03-15
治未病
2024-03-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.48 風邪と健康
2024-02-09
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.47 健康診断は何を診断するか
過去ブログはこちらから
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.48 風邪と健康
カテゴリー
高陽社の月間コーヨーライフ2024年三月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。
風邪と健康
先日、家族とテレビで電話していたら、姉が風邪で肺炎になり、寝込んでいました。
その翌週、姉は無事に完治し、父も昨日まで熱があったが、今日は元気になったと言っていました。母は幸いにも風邪の症状は出ていませんでした。
弟からも先日、日本に戻った際、同僚の日本人が帰国前後に相次いで風邪をひいたと聞きました。弟も帰国前に喉がおかしくなり、すぐに漢方の風邪薬を飲んで乗り切ったようです。なんと私も鼻がつまり、喉が痒くなり、咳や鼻水などの風邪の症状が出ました。風邪をひきやすいとは思われない自分ですらも、今回は油断してしまったようですが、軽い症状で済みました。
風邪というのは中国医学の用語で、「ふうじゃ」と呼ばれます。中国では風邪は六気(風・寒・湿・燥・暑・火/熱)によって引き起こされ、自然な六気は条件により、過激になったり、急変したりします。相違する時の六気は六淫(風邪・寒邪・湿邪・燥邪・暑邪・熱邪)に変わり、それに応じて体に症状が現れます。それが「かぜ」です。
自然の正常な状態が崩れると、異常が起こります。自然の変化に適応できる人は健康であり、そうでない人は症状が出てバランスを取り戻そうとします。そして、バランスが取り戻されれば、また健康な状態に戻ります。
そのため、風邪をひいたとしても、それは悪いことではなく、体の訓練と捉え、早く回復することが大切です。
風邪の予防と早期回復のコツとして、季節的には「寒さ」が共通の要因です。そのため、室温が温かくなるように心がけ、寝る前には普段より熱いお風呂に入って体を温め、生姜湯を飲んでから暖かい布団で寝るようにしましょう。朝方に汗をかいたら着替えをし、昼間に受けた「寒気」を汗として追い払い、体全体を温めることで、陰陽のバランスが取り戻されます。
私も早く寝たところ、翌日はすっきりと目覚めました。春に向けて、しっかりと風邪を乗り越えましょう。
風邪と健康
先日、家族とテレビで電話していたら、姉が風邪で肺炎になり、寝込んでいました。
その翌週、姉は無事に完治し、父も昨日まで熱があったが、今日は元気になったと言っていました。母は幸いにも風邪の症状は出ていませんでした。
弟からも先日、日本に戻った際、同僚の日本人が帰国前後に相次いで風邪をひいたと聞きました。弟も帰国前に喉がおかしくなり、すぐに漢方の風邪薬を飲んで乗り切ったようです。なんと私も鼻がつまり、喉が痒くなり、咳や鼻水などの風邪の症状が出ました。風邪をひきやすいとは思われない自分ですらも、今回は油断してしまったようですが、軽い症状で済みました。
風邪というのは中国医学の用語で、「ふうじゃ」と呼ばれます。中国では風邪は六気(風・寒・湿・燥・暑・火/熱)によって引き起こされ、自然な六気は条件により、過激になったり、急変したりします。相違する時の六気は六淫(風邪・寒邪・湿邪・燥邪・暑邪・熱邪)に変わり、それに応じて体に症状が現れます。それが「かぜ」です。
自然の正常な状態が崩れると、異常が起こります。自然の変化に適応できる人は健康であり、そうでない人は症状が出てバランスを取り戻そうとします。そして、バランスが取り戻されれば、また健康な状態に戻ります。
そのため、風邪をひいたとしても、それは悪いことではなく、体の訓練と捉え、早く回復することが大切です。
風邪の予防と早期回復のコツとして、季節的には「寒さ」が共通の要因です。そのため、室温が温かくなるように心がけ、寝る前には普段より熱いお風呂に入って体を温め、生姜湯を飲んでから暖かい布団で寝るようにしましょう。朝方に汗をかいたら着替えをし、昼間に受けた「寒気」を汗として追い払い、体全体を温めることで、陰陽のバランスが取り戻されます。
私も早く寝たところ、翌日はすっきりと目覚めました。春に向けて、しっかりと風邪を乗り越えましょう。
2024-03-02